国際線に乗る時、必ず通る税関検査。
でも実際にはどんな手続きが必要なのでしょうか?
今回は、入国するときに必要な税関での手続きについてご紹介します。
海外へ到着して入国するときと、日本に到着して入国するときに分けてご説明します。
空港の税関での手続きは?入国時
空港の税関で何をするか、実際の手続きについて、海外到着した時と、日本に到着した時に分けて、ご紹介します。
海外に到着した時
海外の税関の制度は様々ですが、大きく分けて2パターンあります。
1つは、全員が税関検査を受ける必要があるパターン。
日本やアメリカが代表ですが、日本については後述します。
もう1つは、税関に申告するものがある人だけが、税関を通るパターン。
スーツケースなどの手荷物を受け取った後、出口までの間に、緑(申告なし)と赤(申告あり)のレーンに分かれていて、自分でどちらかの道を進みます。
私も最初、このパターンに出くわした時は戸惑いましたが、ほとんどの人が緑の「申告なし」の道を進むので、ついていった感じでした。
申告なしレーンは、そのまま通り過ぎて、何も手続きは必要なく、無事出口へ到着です。
国によってはもしかしたら、申告なしレーンも抜き打ちで税関検査をしているかもしれませんが、私自身は緑レーンで声をかけられたことはありません。
赤の申告ありのレーンに進んだ場合は、税関の職員がいますので、申告したいものを伝えます。
海外の税関なので、もちろん職員は外国人(現地人)、やりとりは日本語ではありません。
私はオーストラリアで、お菓子を申告するために赤レーンに進みましたが、税関職員のおじさんはニコニコと優しい感じでした。
日本に到着した時
日本に到着したときは、全員が税関検査を受ける必要があります。
スーツケースを受け取った後、税関検査のレーンを通らないと出口へと出られないようになっています。
まず飛行機の中で、黄色の「税関申告書」を配っているので、記入します。
全員が必要な書類ですが、ひと家族は一枚で大丈夫。
税関申告書をパスポートと一緒に、税関職員に渡してください。
さて実際の税関検査では、何を聞かれるのでしょうか?
あくまで経験談ですが、必ず聞かれると決まった質問はありません。
特に何も聞かれずに終わることもありますし、
どこからの帰りですか?
荷物はこれで全部ですか?
他の人からカバンは預かってませんか?
などと聞かれたこともあります。
一緒に行った友達が、検査の対象になり、その場でスーツケースを開けて、中を調べられたこともあります。
何も申告するものはないと書いたんですけどね。
たまにこんな抜き打ち検査もしているようです。
ただ、税関検査は、違法なものや、免税範囲を超えるものがなければ、カンタンなものです。
日本入国時が、一番きっちり調べられるところですが、日本語なので怖がることはありません。
税関申告書は、職員が回収するので、パスポートだけを返してもらったら、無事帰国です!
さいごに
空港の税関について、入国時の手続きについてご紹介しました。
海外に到着したときは、申告する人だけが赤の申告レーンを通るパターンが多いです。
申告するものがない場合は、緑レーンを通れば特に手続きは必要ありません。
日本入国時は全員、税関検査が必要なので、飛行機内で税関申告書をもらって記入しておいてくださいね。