国際線の飛行機に乗る時、爪切りは手荷物として機内に持ち込めるのでしょうか？
ホームステイなど、少し長めに海外に行く場合、爪切りは必需品ですよね。
でも空港で、危険物として処分となっては困ります。
また、同じように金属製の毛抜きや、ハサミ・針の入ったソーイングセットも、持っていけるのでしょうか。
私は何度も海外へ行っていますが、「これがダメなの？」と思うものを泣く泣く処分した経験は何度かあります。
そこで今回は、海外へ行くときの身だしなみグッズについて、爪切り・毛抜き・ソーイングセットが飛行機へ持ち込みできるのかどうか、私の経験談を交えてご紹介します。
国際線の手荷物に、爪切りは持ち込みできる？
国際線の飛行機の中へ、爪切りは持ち込み可能です。
※ただし、甘皮切りの小型ナイフが装着されているものは、持込不可。
（国土交通省の危険物リスト参照)
化粧ポーチに入るような小さなものなら、よほど大丈夫。
ただ、私は爪切りはスーツケースに入れることをおすすめします。
なぜなら、余計な検査が増えるのを避けるためです。
空港の保安検査場って、できればトラブルなくさっと通り過ぎたい。
爪切りは、小さくても刃物なので、もしかしたら保安検査場でバッグを開けて調べられるかもしれません。
その結果、持ち込みOKと言われたとしても、いちいち出して調べられるなんてめんどくさい。
それに、他の危険物と同様に、日本の空港ではOKでも、海外では危険物とみなされて処分となる可能性もあります。
現地で使うために持っていくので、飛行機の中で爪が切りたいわけではないですよね。
というわけで、爪切りは飛行機の中へ持ち込み可能ですが、余計なトラブルなく検査を通るために、スーツケースに入れてしまいましょう。
爪切りを忘れると、１週間も海外にいると必ず「あー持ってこれば良かった」となること必至。
意外と持ち物からも見落としがちなので、忘れないようにしてくださいね。
ちなみに海外では、品質の良い日本の爪切りが人気のようです。
ホームステイのお土産にしてもいいかもしれません。
爪切りの英語は「nail clipper」です。
国際線の手荷物に、毛抜きは持ち込める？
国際線の飛行機の中へ、毛抜きは持ち込み可能です。
ただし、先端がとがっていないもの、という条件があります。
たいていの毛抜きはとがっていないので大丈夫ですが、
ただ、爪切りと同様、毛抜きも最初からスーツケースにいれることをおすすめします。
理由は爪切りと同じで、金属製であれば、危険物と疑われる可能性があるからです。
毛抜きに限らず、過去には問題なく持ち込めたものが、今回は検査に引っかかったなどという話はよく聞きます。
保安検査場の検査官も人間なので、見逃す場合と、厳しい場合とあるのでしょうね。
他にも、カミソリやピンセットなど、メイク道具の中で危険物に相当しそうなものは、あらかじめスーツケースにいれておくのが無難です。
国際線の手荷物に、ソーイングセットの針やハサミは大丈夫？
ソーイングセットに入っているもので、危険物になりそうなものといえば、縫い針とハサミ。
ソーイングセットの縫い針と小さなハサミは、どちらも持ち込みOKとされています。
でも、ソーイングセットも、スーツケースに入れておきましょう。
私はこういった小さなハサミを処分された経験があるからです。
行きの日本の空港では、検査の対象にもならず、持ち込みできたハサミでした。
帰りも気にせずそのままポーチに入れていたら、カナダの空港で引っかかりました。
そして、大柄な女性の検査官に、英語で「これは危険物になるから持ち込めない」というようなことを言われて、そのまま処分となりました。
実際に、海外の空港の保安検査場で引っかかると、焦るんですよね。
日本の検査官より、なんだか高圧的で怖い雰囲気だし、後ろもめっちゃ並んでるし。
大きな声で、英語で「禁止されている」とか言われると、なんだか、、抵抗する気が失せます。
３週間のホームステイ帰りだったのに、情けないけどYesというしかなかったです。
だから、よっぽど飛行機で使う予定がなければ、ソーイングセットもスーツケースに入れましょう。
ただ、ソーイングセットは持っていくと、いざというとき便利です。
ズボンのボタンが取れちゃった！というとき、服がほつれちゃった！というとき、きっとありますから。
まとめ
爪切り・毛抜き・ソーイングセットは、国際線の飛行機の中には持ち込み可能です。
爪切りには、甘皮切りの小型ナイフがついていないこと、
毛抜きには、先端がとがっていないこと、という条件がそれぞれついています。
だけど、余計な検査や万が一処分される可能性を考えると、スーツケースに入れて預けてしまうのが無難です。
飛行機の中ではなく、現地での生活でこそ、威力を発揮する小物たちです。
今回挙げたものは、海外製だと品質も劣るし、毎日は使わないので、現地調達より持って行くのがおすすめ。
ホームステイで、日本製の爪切りやソーイングセットを見せると、話題が一つ増えるかもしれません。
空港で「処分」なんて悲しい思い出にならないよう、あらかじめ準備していってくださいね。