海外への長時間の飛行機では、できることならやっぱり寝るのがおすすめ。
現地での体力温存のためにも、時差ボケを軽くするためにも、寝ておきたいところです。
とはいっても、なかなか寝られないんですよね。
特にリクライニングが少ししかできないエコノミークラスでは、寝られたとしても首が痛い。。
私も何度起きて、首がもとに戻らないくらい痛くなったことか。。
今回は、今まで10回以上海外へ行った私の経験から、飛行機のエコノミークラスで寝るためのコツやできる工夫をご紹介します。
飛行機で寝るコツとは?
私が実践している、飛行機で寝るコツをご紹介します。
ネックピロー(首にはめるタイプの枕)
首にはめるタイプの枕は、飛行機で寝るための必需品です。
持っていない場合は、ぜひ買ってください。
そして、もし忘れた場合は、空港の旅行用品店で多少高くてもいいから買ってください。
それくらい、枕があると無いでは違います。
枕だったら、長距離路線だと、乗った時点で座席に置いてあったりもしますが、あのクッションのような枕は、エコノミークラスで寝るのにはほぼ役に立ちません。
全然首を支えてくれないんです。
私のおすすめの枕は、空気で膨らまして、首にはめるタイプの枕です。
首にはめるタイプの枕は、リクライニングがあまりできないエコノミークラスでも、首を支えてくれます。
空気で膨らますタイプなら、飛行機以外では小さくして持ち運びに便利です。
私はこの枕を使うようになってから、飛行機の中で寝て、首が痛くなることがなくなりました。
ネックピローのおかげで、飛行機の中での睡眠時間も増えました。
ビーズクッションタイプも気持ちよさそうですが、その後の持ち運びを考えるとおすすめできません。
上着をクッション代わりに
飛行機の中は、暑いこともあれば寒く感じることもあるので、真夏でも上着を一枚持ち込むことをお勧めします。
そして、寝るときに上着をクッション代わりに使うのがおすすめです。
枕のように頭の下に入れたり、腰にひいたり。
布団とまではいいませんが、頭・首のまわりが多少でもフワフワしていると、座った姿勢でもだいぶ寝やすいです。
私は、冬にヨーロッパに行ったときは、ダウンジャケットを着ていたので、ふかふかでよかったです。
また、飛行機の中では、だいたい座席に毛布が用意されています。
この毛布自体は薄くて一枚ではあまり役に立ちませんが、欲しい人には後から余分に配ってもらえますので、枕代わりにもらっておくといいです。
スリッパ
飛行機の中で、スリッパに履き替えて足元がリラックスできると楽です。
特に冬は、ブーツをはきっぱなしだとキツイ。
使い捨てできるスリッパ(ホテルでもらえるようなもの)を持ち込むと、機内でリラックスできます。
出発したら、さっさと靴は脱いでスリッパに履き替えましょう。
スリッパは捨てていってもいいし、ホームステイ先までもっていけば便利に使えます。
忘れた場合は、買うほどでもないので、せめて靴を脱ぐだけでも違いますよ。
飛行機で寝るためにできる工夫
飛行機で寝るために、乗る前にできる工夫をご紹介します。
窓か通路側の座席を予約する
飛行機で寝るために一番大事なのは、座席と言っても過言ではないです。
一番寝やすいのは、窓側の席です。
なぜなら、窓と椅子の間にスペースがあるから。
また、隣の人がトイレに出て起こされることがないから、です。
できるだけ寝ることを考えたら、予約の段階で、ぜひ窓側を取りましょう。
予約で座席指定ができない場合も、最近は3日前や1日前からネットで座席が指定できるようになる航空会社もあります。
あきらめずに旅行会社や航空会社に聞いてみましょう。
それでもできなかった場合は、当日できるだけ早めにチェックインしましょう。
窓側・通路側については、トイレに出やすい通路側が好き、と言う人もいるので、その辺は個人の好みにもよります。
少なくとも真ん中席よりは絶対にいいです。
私は寝やすいのと、外の景色が見えるので、窓側が好きです。
ロシア上空を飛んでいるときに、オーロラを見たこともあります。
前日の睡眠時間を調整
飛行機に乗る前にできる工夫としては、前日から睡眠時間を調節することです。
飛行機の中で寝たければ、その日だけは遅めに寝て、早く起きること。
国内旅行であれば、明日に備えて早く寝る、が鉄則?ですが、時差のある海外ならではの工夫です。
移動中の電車や車でも、寝てしまわないように気をつけましょう。
飛行機の空席で寝るのはOK?
寝るためにいろいろ工夫してみても、なかなか座ったままの姿勢では寝にくいのが飛行機です。
では、別の場所に空いている席がある場合は、その空席を使って寝てもいいのでしょうか?
自分以外の座席は、客室乗務員に聞いて、OKと言われれば使えます。
肘かけを上に倒せば、ずいぶんと広い座席で寝ることができます。
「3席空いていて、横になれた」なんて話も聞いたことがあります。
空いている座席を使える人は、客室乗務員に聞くのが早い者勝ちなので、気になるなら早めに聞いてみましょう。
ただし、実際に座席移動できるのは、出発して、シートベルトサインが消えてからです。
私も座席の変更を聞いてみたことがありますが、「出発するまで待ってください」と言われ、シートベルトサインが消えてから「もう代わっても大丈夫ですよ」と伝えにきてくれました。
飛行機は全体のバランスを考えて、貨物なども積んでいるので、自由に移動して重心がずれては困るのですね。
ただ、混んでいる便も多いので、これができたら本当にラッキーくらいに考えておきましょう。
さいごに
飛行機で寝るためのコツは、
・空気で膨らませるタイプの首にはめる枕を使う
・上着を丸めてクッション代わりにする
・スリッパを持ち込んで、靴を脱ぐ
という3つをご紹介しました。
飛行機に乗る前にできる工夫としては、
・座席を窓側(または通路側)で予約する。できない場合は、当日早めにチェックイン
・前日の睡眠時間を調整する
また、飛行機に空席がある場合は、客室乗務員に聞けば移動して、広い座席で寝ることができます。
どうしても寝られない場合は、寝られないことがストレスになるのもよくないので、映画やガイドブックなどで気分転換して、特別な飛行機の時間を楽しんでくださいね。