飛行機では機内食が出ますが、自分で食事を持ち込んでもいいのでしょうか?
食べられないものが多い場合など、機内食以外に、自分の食べられる食事を持ち込みたい場合もあります。
そんなとき、持ち込みルールが厳しい国際線でも、食事の持ち込みができるのか気になります。
今回は、自分で機内食は持ち込みできるのか、についてご紹介します。
また、機内食の予約はできるのか、余った機内食は持ち帰りできるのかについてもご紹介しますので、参考にしてください。
機内食の持ち込みはできる?
国際線の飛行機に、機内で食べるための自分の機内食を、持ち込みできるのでしょうか?
基本的には、条件を満たせば、機内食の持ち込みは可能です。
何かと制限の多い国際線ですが、飛行機に食べ物を持ち込むことは禁止されていません。
機内食メニューが食べられなさそうな場合など、持ち込んだものを食べることはできます。
ただ、その場合、注意点が2点あります。
まず、食べ物は持ち込みできますが、保安検査場での液体物制限に注意してください。
ゼリーやヨーグルトなども引っかかります。
せっかく準備したのに、その場で廃棄となっては残念なので、液体物ではないものにしてください。
もう一点は、食中毒の危険のないものにしましょう。
飛行機の中で緊急事態になっても、すぐに病院へ行くことはできません。
また、トイレを一人で何度も使うのも非常に迷惑になります。
手作りのものだと、お弁当、おにぎりなどはちょっと危ないですね。
持ち込みはできますが、十分注意してください。
機内食の予約はできる?
特別食の予約はできる
機内食は、特別食については予約できます。
アレルギー対応食や、ベジタリアン、宗教上の理由など、様々な機内食があります。
私も空港で働くまでは、こんなに特別食の種類がたくさんあるなんて知りませんでした。
珍しいところでは、コーシャーミールといって、ユダヤ教徒のために定められた人が調理して、お祈りが捧げられた特別食もあります。
ただ、特別食は希望する人が少ないので、ホームページには、詳しいことは載っていないことが多いです。
特別食が必要な場合や、どんな特別食があるか知りたい場合は、各航空会社の予約センターに電話して聞いてみましょう。
通常の機内食の選択は、予約できない
特別食ではない機内食の種類については、あらかじめ指定することはできません。
例えば、「beef」か「fish」の2択のメニューのとき、「beef」は食べられないから、と「fish」を予約することはできません。
当日空港のチェックインカウンターでも、残念ながら聞いてもらえません。
エコノミークラスの機内食の選択は、あくまで機内に入ってからです。
どうしても一方が食べられない、自分のところへ回る前に無くなってしまったらどうしよう!と心配な場合は、飛行機に乗ってから、最初にCAさんに伝えておくと配慮してくれるかもしれません。
もしくは、最初から、フルーツミールやベジタリアン用の食事など、食べられないものが入っていない特別食を予約しておきましょう。
ビジネスクラスだったら、好きなものが選べるので、今後、エコノミークラスでも事前予約ができるようになる可能性もあるかもしれませんが‥。
今のところ、エコノミークラスに乗る場合は我慢せざるをえないところです。
機内食は持ち帰りできる?カラトリーは?
残した機内食は持ち帰ってもいいのでしょうか?カラトリーはいいのでしょうか?
水やパッケージされたものの持ち帰りはOK
機内食の持ち帰りは、パッケージされているお菓子や、ペットボトルの水など、衛生的に問題なければ、もちろん持ち帰りOKです。
私もペットボトルの水は、着いたばかりの現地でいつも役立ちます。
ただし、国際線へ乗り継ぎがある場合は、保安検査場で液体物制限にひっかかるので注意してください。
ゼリーやヨーグルトなども、液体物にみなされます。
カラトリー(スプーン、フォークなど)の持ち帰りは、使い捨てならOK
機内食のカラトリー(スプーンやフォーク)は持ち帰りしてもいいのでしょうか?
航空会社のロゴが入っていたりして、思い出に持って帰りたくなりますよね。
カラトリーには、金属製やプラスチック製があります。
使い捨てで、その後、廃棄処分になるようなプラスチック製のものは持ち帰って大丈夫。
金属製のものは、思い出にとっておきたい気持ちは分かります。
でも航空会社で洗って再利用するので、金属製のカラトリーの持ち帰りはやめましょう。
調理済みの食べ物は辞めたほうが無難
食べ残した調理済みの機内食は、持ち帰らないほうが無難です。
理由の一つは、国際線の機内食は、出発の何時間も前に作られているので食中毒の心配があります。
もう一つは、検疫の問題です。
牛肉、ハムなどは持ち込み禁止の所も多いです。
現地の検疫でいらぬトラブルにならないためにも、もったいなくても食べ残しの持ち帰りはやめておきましょう。
さいごに
機内食の持ち込みはできるのか、予約はできるのか、持ち帰りはできるのか、についてご紹介しました。
機内食の持ち込みはできますが、液体物の制限と、食中毒の危険性に注意してください。
機内食は、アレルギーなど特別食の予約ができます。
ただし、普通食の選択は事前にはできませんので、機内に入ってからのリクエストです。
機内食の持ち帰りは、水やパッケージされたスナックなどは持ち帰ると便利に使えます。
ただし、調理済みの機内食は、食中毒と検疫の問題があるので、やめておきましょう。
カラトリーを持ち帰りしたい場合は、プラスチック製の使い捨てのものだけにしてくださいね。
素敵な思い出のフライトになりますように!