3週間のホームステイならスーツケースの大きさは?荷物の詰め方コツ


3週間のホームステイに行くとなると、大きなスーツケースが必要になりますよね。

この機会に、自分のスーツケースを購入するのも楽しみです。

でもひとくちに「大きなスーツケース」といっても、お店にあるスーツケースは、デザインもサイズも実にさまざま

特に大きさに関しては、1人で持ち運びしやすい小さめがいい?帰りのお土産を考えると大きめがいい?一体、どのくらいのサイズがいいの?と選ぶのに困りますよね。

そこで今回は、3週間のホームステイに2回行った私の経験から、ホームステイにオススメのスーツケースの大きさと、パックングのコツをご紹介します。

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3週間のホームステイに持っていくスーツケースの大きさは?

3週間のホームステイに持っていくなら、私のおすすめは、span class=”bold-red”>60-80リットルのスーツケース。

出発時は、このサイズのスーツケース1つで十分です。

私は3週間のホームステイに2回行きましたが、どちらも70リットルのスーツケースで不便せず使えました。

おすすめする理由は2つ
1.ほとんどの航空会社が無料で預かれる範囲だから
2.持ち運びに困らないサイズだから

順に説明します。

1.ほとんどの航空会社が無料で預かれる範囲だから

スーツケースは、航空会社に無料で預かってもらうのが基本ですよね。

でも、この「無料になるサイズや重さ」って、航空会社によってさまざまです。

そしてこの制限を超えると、超過料金が発生します

例えば、サイズに関しては、

JALANAは、縦・横・高さの合計が203センチ以内なら無料。
ところがアメリカン航空だと、合計が158センチまでしか無料になりません。

約50センチも違うんです。

また、重量に関しても、

JALは、23キロを2個まで無料。つまり、合計で46キロまで無料。
一方ANAは、合計20キロまでしか無料になりません。
(2018年10月30日現在)

同じ日本の航空会社でも、無料で預けられる量が2倍以上違います。

ですが、ここで60-80リットルのスーツケースだと、ほとんどの航空会社が無料で預かってくれる範囲に入ります。

ホームステイに行く時って、搭乗する航空会社がギリギリまで分からない場合もあるし、それぞれの会社の規定を調べるのも手間がかかります。

また、スーツケースはホームステイから帰ってきた後も使いますよね。

どこの航空会社を使うか分からない今後の旅行でも、超過料金を払う必要があるか気にしなくていいこのサイズはおすすめです。

私が同じ家にホームステイしていた台湾や韓国からの留学生は、なぜか90リットルの大きめのスーツケースを持ってきている子が多く、お土産もパンパンに詰めていました。

でも、見送りに行った空港のカウンターで「重量を超えている」と指摘されていました。

そうなると、規定の範囲内に収まるまで、中身を取り出さないといけません。(もしくはお金を払って預けますが、だいたいは取り出して軽くする方を選びますよね。)

ちなみに取り出した荷物は、機内持ち込みの手荷物の中に入れるか、その場で処分するか、です。

長蛇の列のチェックインカウンターで、中身を広げて取り出すのは焦りますし、せっかく買ったお土産など、処分したくないですよね。

できれば、荷物の超過は避けたい事態なのです。

2.持ち運びに困らないサイズだから。

もう一つの理由が、60-80リットルであれば、そこまで持ち運びに困らないからです。

私が高校2年生でホームステイに使ったのが、70リットルのスーツケースだったので、つまり、高校生の女の子でも使える大きさです。(身長155センチ)

小さい方が持ち運びには便利ですが、小さすぎて、帰りの荷物が入り切らないのは困ります。

逆にこれ以上大きいと、空港での持ち運びに苦労します。

チェックインカウンターで台に乗せたり、特に、到着時にターンテーブルから下ろすのが大変なんですよね。

大きいと入る分だけ荷物を入れてしまって、重量超過の可能性も増えます。

そうならないピッタリのサイズが、60-80リットルです。

ホームステイに持っていく荷物の詰め方。スーツケースのパッキングのコツ

スーツケースを選んだら次に、多くなりがちなホームステイの荷物について、私の経験からパッキング時のコツをご紹介します。

こういった工夫をすれば、60-80リットルのスーツケースを、さらに便利に使えます。

行きはスペースが空いてるくらいに。

スーツケースの中身は、出発時は空いているくらいがちょうどいいです。

帰りの荷物って確実に増えますので!

ホームステイだと、日本へのお土産に加えて、現地の新聞や雑誌を持って帰りたかったり、語学学校の教科書や、ホストファミリーからのお土産がもらえたり、予想外に荷物が増えます。

出発時にいっぱいだと、どんなに大きなスーツケースでも、確実に帰りはパッキングに困ります。

あれこれ持っていきたい気持ちはありますが、できるだけ行きの荷物は少なめにしましょう。

あったらいいかも?は要らない!

特に海外に慣れないうちは、何週間も外国に行くのだからと、あれこれ持って行きたくなります。

例えば、日本食が恋しくなるかもしれない、といって、日本のお菓子(おせんべい)とか、インスタントの味噌汁とか。

私も初めてのホームステイでは、親にも勧められて、梅干しのお菓子やら海苔のお煎餅やら持っていきました。

でもこういう「あったらいいかも」というものは、たいがい「持っていかなくても大丈夫」です!

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私は帰りのパッキング時に、おせんべいを見つけて「こんなの持ってきてたっけ」と思ったくらい。

ホームステイ中は、現地の生活でいっぱいいっぱいなので、こういった「いざというときのために」日本から持ってきたものの存在は忘れています

日本食が恋しくてたまらなくなったとしても、数週間~数ヶ月の滞在であれば、帰国後の楽しみにして乗り越えられますよ。

「自分には海外ではどうしてもアレが必要」と分かってから、今後の海外旅行に持っていったらいいと思います。

積極的に現地調達を

荷物が増えすぎそうな場合は、現地調達できるものは持っていかない

よっぽど発展途上国に行くなら別ですが、通常のホームステイに行くような国や都市であれば、現地で無いと困るものは、現地で確実に手に入ります

例えば、必要になるか分からない「洗剤」。すぐ買えますよ。

服も、数着持っていけば、残りは現地の気候に合わせて現地調達したらいいです。

生活必需品を買うお店は、たくさんの人が訪れるので、留学生にも買い物しやすい。

ホストファミリーにお店の場所を聞くのも、自分で買い物するのも勉強になります。

私は冬のカナダやボストンなど、寒いところへ行ったので、ダウンコートやブーツも現地調達しました。

日本製品との品質の違いがまた面白いんですよね。

そしてなにより現地調達したものは、帰国後に懐かしい思い出の品になります。

シャンプーとかハンドソープとか、日本で使っていると、しばらくホームステイの余韻を楽しめます。

帰りはカバンを買う、という手段も

もし帰りに荷物が増えて、一つのスーツケースに入らなければ、現地でカバンを買うという手段もあります。

少量であれば、ショッピングバッグのようなカバンを空港でも売っていますし、小さめのスーツケースを購入してもいいです。

私は4ヶ月のホームステイの後は、小さめのスーツケースを1つ増やしました。(ハウスメイトが譲ってくれました。)

違うサイズのスーツケースは帰国後にも便利に使えます

帰りの荷物を心配しすぎてスーツケースのサイズを大きくするよりは、帰りはカバンを増やすこともできる、と考えたほうが合理的。

無料で預けられる個数の制限内であれば、小さなカバンも(ショッピングバッグも)口をちゃんとガムテープなどで閉じれば、チェックインで預かってもらえますよ。

さすがに2つのスーツケースを持ち運ぶのは大変なので、くれぐれもカバンを増やすのは帰りだけにしましょう。

ホームステイに持っていくスーツケース関連のお役立ちグッズ

ホームステイに使うスーツケースと一緒に、持っていると便利なお役立ちグッズをご紹介します。

基本的なものばかりなので、揃えておいて損はないです。

■圧縮袋
手動で真空パックのようにできる圧縮袋が便利です。
旅行用品店に数百円~ありますが、100円均一にも売っていますよ。

セーターやタオルは、かなり圧縮できます。
繰り返し使えるので、今後の旅行にも役立ちます。

■スーツケースベルト
スーツケースと一緒に用意したいのがスーツケースベルト。

ちょっとめんどくさいかもしれないけど、思っている以上の効果があります。

まずは、他の人と間違えないための目印
自分のスーツケースって、海外でターンテーブルから出てきた時、思っている以上に分かりにくい。

色や形が似ていたり、全く同じスーツケースも実は珍しくないんです。黄色やピンクなど、派手な色でも同じスーツケースを選んでいる人っていますよ。

自分が間違えなくても、相手が間違えて持ち帰ってしまうケースもあるので、目印にスーツケースベルトがおすすめです。

実際に、全く同じデザインのレノボのバッグを取り違えて、「謝れ」「謝らない」のトラブルになっている現場を見たことがあります。

もし海外でそんなトラブルにあったらと思うと、不安ですよね。

スーツケースが開いてしまったときの荷物の散乱防止にもなるし、万が一「ターンテーブルから出てこない!」と紛失してしまった場合にも、ベルトが手がかりで見つかることもあります(航空会社がスーツケースを紛失すると、色や形、目印などを聞かれます。)

そのためにも、ベルトにもきちんと英語で名前を書いておきましょう。

■TSAロック
スーツケースを買う時、「TSAロックは付いている方がいいのか?」と迷う場合もあります。

迷うのなら、TSAロックは付いているものを選びましょう

絶対に必要なわけではありませんが、アメリカへ行く場合と、乗り継ぐ場合に、盗難やスーツケース破損の不安が取り除けます

荷物検査の厳しいアメリカでは「検査対象になったスーツケースにカギがかかっている場合、カギを壊してでも検査する」と言われています。

なので、基本的にスーツケースのカギはかけないのですが、やっぱり海外なので、盗難などの心配がありますよね。

そこでTSAロックでカギをかけておけば、アメリカの検査官はマスターキーで開けられるので、壊される心配がありません。

私はアメリカ経由でカナダに行った時、知らない間にスーツケースが検査を受けていました。

TSAロックではなかったのでカギは開けていたのですが、到着したらスーツケースが半分開いていて、中に「検査協力ありがとうございます」(もちろん英語)の紙が入っていました。

カギがかかっていたら壊されていたはずなので、カギをかけていなくてよかった。

でも、最初スーツケースが開いているのを見たときは、「盗難にあった!」と思って焦りました。

カギはかけておきたいし、でも壊されるのも避けたい。そのためのTSAロックです。

私の場合、スーツケースベルトは締め直されていましたが、中の荷物はぐちゃぐちゃでした。

検査って本当にされるんですよ。

アメリカに行かない、乗り継がない場合も、普通のカギとして使えます。

さいごに

スーツケースって買うときから、出発を想像してワクワクしますよね。

私は3週間のホームステイで使ったスーツケースを、4ヶ月の留学でも使いました。

ホームステイの期間が3週間以上でも、出発時の荷物の量ってそんなに変わらないんですよね。

60-80リットルのスーツケースは、ホームステイだけでなく、家族と数日間の旅行などにも使えます。

頻繁に買い替えするものではないので、お気に入りのスーツケースを選んで、安心してホームステイへ出発してくださいね!

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