大学生ならではの長い春休み。
せっかくの時間を生かして、海外へホームステイへ行ける貴重な機会ですよね。
しかもこの時期に長い休みが取れるのは大学生だけなので、夏休みと比べて飛行機代も安め。
でも、普通の海外旅行ではなく、ホームステイとなると、どんな場所・都市を選んだらいいの?お金はどのくらいかかるの?どこから申し込んだらいいの?気になりますよね。
そこで今回は、私が大学生の春休みに3週間カナダでホームステイした経験から、ホームステイする都市の選び方、費用、大学生ならではの申し込み方法をご紹介します。
ホームステイに大学生の春休みで行くならどこ?おすすめの都市の選び方
大学生の春休みにホームステイに行くなら、「語学学校に通いながら、ホームステイする」というプランが多いです。
このとき、避けて通れないのが、他の日本人大学生の存在。
どの大学も春休みなので、この時期の人気都市の語学学校には、日本人大学生が溢れています。
ロサンゼルスで語学学校に行ったら、20人クラス中、15人が日本人だった、という話も聞いたことがあります。(あとの5人は中国人。)
そうなると、あまり海外に来た気もしないし、ちっとも英語の勉強になりませんよね。
そこで、大学生の春休みにホームステイに行くなら、ぜひ日本人の少ない都市を選んでください。
そのためにはまず、日本から直行便が飛んでいるような人気都市は選ばないこと。
例えば、ロサンゼルス・バンクーバー・シドニー・ロンドンなど。
これらの都市は、語学留学ついでに観光もできるので、楽しいとは思いますが、日本人大学生が爆発的に多い春休みに、わざわざ選ぶのはおすすめできません。
最近は「フィリピンで語学留学」など、英語圏ではない国で、安くホームステイできるプランもあるようですが、大学生のうちに英語に触れるなら、できれば本物の英語と英語文化を体験したいものですよね。
そこで私のオススメは、アメリカ・カナダの東海岸です。
具体的には、ボストン・ワシントン・トロント・モントリオールなど。
(ニューヨークは東海岸だけど、別格で人気なので除外します。)
先程の人気都市と比べると、観光でも最初には選ばなさそうな都市ですよね。
アジアからは遠く、乗り継ぎしないと行けない都市が多いです。
でも、そのおかげで、日本人を含めてアジア人が少ないのです。
そしてヨーロッパから近いので、フランス人・ドイツ人など、語学学校で多国籍のいろんな人に出会えます。
私は大学1年生の春休みに、モントリオールに3週間ホームステイしましたが、そのときの語学学校のクラスは、15人中、日本人3人でした。
あとのメンバーも、韓国・香港・メキシコ・チリ・トルコなど。
語学学校の授業でも、それぞれの国の歌を紹介したり、国ごとに掛け声を決めたり、と多国籍ならではの内容ができ、世界中の人と会える語学学校らしい雰囲気を味わえました。
直行便があるような人気都市は、社会人になってからの旅行でも遅くないです。行きやすいからです。
せっかく時間のある大学生なので、ぜひ観光では行けなさそうな都市を選んでみてください。
ホームステイを終えて帰国する頃には、自分にとって特別な街になりますよ。
ホームステイに大学生で行く費用は?
私が大学1年生の春休みに3週間ホームステイに行ったときの費用は、日本で旅行会社に払った費用が約22万円。
これには、飛行機代、語学学校代、ホームステイ代が含まれています。
自分が払った現地での滞在費は、おおまかにですが約6万円。
内訳としては、
・平日のランチ代
・語学学校までの交通費(バス・地下鉄)。
・娯楽費(スケート場、映画館など)
・ナイアガラ1泊旅行(約2万円) ←これが一番高額な出費。
・お土産
・その他、写真現像代など。
現地での生活に、あまり大きな出費はありません。
全体として、30万円以内には収まりました。
これは、飛行機代の安い春休み、かつ、観光需要が高くはないモントリオールを選んだからこその価格です。
さらに私は、最低限のお土産しか買わなかったというのもあります(メープルシロップと飲み物、バラマキ用お菓子くらい)。
他の日本人が買っているお土産に多かったのは、化粧品・服・靴・カバンなど。
空港の免税店で買い物すると、もっとかかるかもしれません。
現金は、日本出発前の空港で5万円分カナダドルに両替していきました。
それとは別で、日本円を10万円分、緊急用としてカバンにしのばせていきましたが使いませんでした。
滞在中、唯一大きな出費だったナイアガラ旅行はクレジットカードで支払ったので、現地での両替は必要なかったです。
3週間で30万円と考えると高いですか?
大学生なら多少のアルバイトを続けていれば稼げる金額ではないでしょうか。
親に出してもらえるならそれはそれでありがたい話ですが、自分でこつこつアルバイトで貯めたお金でホームステイに行くのも一生の思い出になりますよ。
私はモントリオールでホストファミリーに「お金は親が出してくれたの?」と聞かれて、「自分でアルバイトしたお金だよ」と答えられたのがちょっと嬉しかったです。
「自分で稼いだお金でホームステイに行く」と思ってアルバイトするのも、日頃の生活に目標が持てていいですよね。
ホームステイなら大学生協での申込が便利!
いざ、春休みにホームステイに行こう!と決めても、どこから申し込んだらいいか迷いますよね。
ホームステイを斡旋するエージェントは、ネットで調べてもたくさんありすぎて、逆に困ります。
私は大学生協で申し込みました。
通っている大学に生協があるのなら、大学生だけの特権なのでぜひ利用しましょう。生協割引があるプランもありましたよ。
私の大学の生協には、春休み前になると卒業旅行や短期語学留学のパンフレットが並んでいたので、そこから都市や金額を見比べて選びました。
申し込みは大学生協の窓口で、申込書を書き、生協から教えられた旅行会社の振込口座に振り込んだだけ。
生協のスタッフは、旅行会社へFAXしてやり取りしていました。(当時)
後日、旅行会社から、飛行機やホストファミリーの情報の入った封筒が送られてきました。
旅行会社にわざわざ行く必要もなく、大学内で手続きできる生協って便利ですよね。
実は大学1年生の春休みにホームステイした1年後、大学2年生の春休みにもホームステイに行こうと思って大学生協から申し込んだのですが、悩んだ末にキャンセルしたことがあります。
キャンセル料がかからないギリギリの日に決断したのですが、その時のキャンセル窓口も生協でよかったので楽でした。
ちなみにキャンセルした理由は、春休みの数週間ではなく、数か月単位での留学を考えるようになったからです。
実際に手続きをしてくれた旅行会社(私が生協を通じて申し込みをした旅行会社)は「wish international」(ウィッシュインターナショナル)でした。
旅行会社とのやり取りは書類上の手続きだけでしたが、3週間のステイ中に困ることはなく、語学学校もホストファミリーも当たりで、とても良かったです。
さいごに
大学生の春休みって、社会人になる前の貴重な長期休暇ですよね。
社会人になると1週間の休みさえなかなか取れません。
私は語学学校で「社会人になってからどうしても語学留学したくて、仕事を辞めて来た」という日本人を何人も見ました。
少しでも興味があるのなら、ぜひ大学のうちに経験してほしいです。
結果が良くても悪くても、後悔は無くなるし、きっとその後の進路選択にも影響を与えます。
大学生も3年・4年となると、ゼミや研究に忙しくなったりするので、できれば1年生・2年生の春休みがベストかもしれません。
貴重な今の時間をぜひ有効活用してくださいね!