3週間の留学やホームステイは効果ある?費用は?私が学べたこと


3週間の短期ホームステイで学べることって、どんなことでしょうか

英語力は伸びる?友達はできる?長いの?短いの?

3週間で何ができて、何ができないのか、気になりますよね。

私は、3週間のホームステイに2回行ったことがあります。

1度目は、高校2年生のとき、初めての海外でオーストラリアへ。
2度目は、大学1年生のとき、カナダのモントリオールへ。

今回は、この私のホームステイの経験から、3週間で学べたこと、3週間では学べなかったことをご紹介します。

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3週間の留学は効果ある?3週間で学べた英語の実力

3週間は英語を学ぶには短いけど、学べたこと、得られたものはあります。

自分の英語レベルを実感

「知ってる単語」=「話せる単語」ではないことがはっきり学べます。
思った以上に話せないんです。

今の自分の本物の英語力が分かるのです。

でも、がんばって一言一言話すうちに、「知ってるだけの単語」を「話せる単語」に変えられる感覚も分かります。

例えば、私は初めてオーストラリアでマクドナルドに行った時、「オレンジジュース」が通じなかった。

「オーレンジ」でもダメ。

けげんな顔で「ハァ?」と返されるだけ。

開き直って、隣の人にも笑われるくらい大げさに

オー!レンジ」

で、ようやく伝わりました。

「あぁ。orangeの発音はコレなんだ」と自分のものになった瞬間でした。

こんな経験の繰り返しで、ホームステイに行く前は、自分に英語が話せるようになるのか自信がなかったけど、もっと「話す練習」さえ積めば、私でも英語が話せるようになれそう!という希望が見えました。

日本で先生に「発音が大事!」と100回言われてるより、ホームステイで一言話す方がよっぽど身に沁みます。

自分にとって特別な外国の街

3週間も滞在した街は、単なる旅行先とは違って、ホームステイ先という「帰る場所」がある、自分にとっていつまでも特別な街になります。

3週間も学校にかよっていると、通学路と学校の周辺は通り慣れるので、風景とか道端のお店も覚えます。

私は、今でもテレビで「モントリオール」が特集されていれば、けっこうディープな内容でも、「この駅行ったことある!」「この飴食べたことある!」って思えて、楽しいですよ。

ホームステイでは、その国の生活習慣が分かるのはもちろん、ホストファミリーを通して、海外の考え方や日本との違いを感じられるのも、単なる2-3日の旅行と大きく違うところ。

カナダでは、洗濯は週1回かつ乾燥機が当たり前でしたが、「日本では、私の母は毎日洗濯して、外に干してる」と言うと、ホストマザーが文字通り目を丸くして驚いてましたし、

私が毎晩シャワーを浴びるのも、
「なんで夜シャワーを浴びる元気があるのか分からない」と感心されました。

「なんで朝シャワーを浴びる時間があるのか分からない」って言ったら笑ってました。

文化の違いが楽しめるのは、ホームステイならではですね。

3週間のホームステイでは学べなかったこと

目に見える英語力の向上

テストやTOEICの点が、目に見えて上がるということはありませんでした。

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もしかしたら3週間たった帰国直前には、リスニング力は上がってるかもだけど、日本に帰ったら、あっという間にもとに戻るくらいのレベル。

自分でも、話せるようになったな、とは思いませんでした。

でも自分の英語力を現実的に知り、もっと話せるようになりたい!と思うきっかけにはなりました。

のちに4ヶ月の留学に行った経験からいうと、英語力の向上を期待するには、最低でも2ヶ月は必要です。

現地に溶け込むこと

3週間は旅行よりはかなり長いけれど、それでも、現地に「住む」というよりは「滞在する」。

ホストファミリーの友達に会っても「次会うときはいないよね」と思ってしまったし、仮に、毎週開催のテニスクラブがあったとしても、せいぜい2回で終わりです。

ホストファミリー以外の、現地の人と交流するのは難しいのです。

ただ、語学学校で同じクラスの外国人とは仲良くなれました。
学校の外でまで一緒に行動するほどにはならなかったけど。

同時期に入学した日本人となら、3週間でも旅行に行くくらい仲良くなれます。
みんな同じ環境だし、英語に興味がある人ばかりなので、話が合いやすいのです。

日本人と話しても意味がない、とは私も思ってましたが、情報交換できるのは助かります。

授業以外は、外国人もほぼ同じ国の人同士で絡んでいるので、日本人と話さない=誰とも話さない、ということにもなり得ます。

3週間の短期留学の費用は?おすすめできる?

私の3週間のホームステイで、旅行会社に支払った費用は約20万円でした。
これには飛行機代、語学学校代、ホームステイ代が含まれます。

他にかかるのは、現地での交通費、平日のランチ代など、ホストファミリーから離れて生活する時間に必要な費用です。

長く滞在するほど、一日あたりの費用は割安になるけれど、私は短期留学やホームステイなら、3週か4週をオススメします。

なぜなら、ホームステイで行く初めての土地での生活は、

最初の1週間は片付けと生活に慣れるのでバタバタ、
最後の1週間は、お別れ写真を撮ったり、お土産を買ったりでバタバタ、

現地の環境に集中できるのは、その間だけだからです。

友達に4週間の子もいましたが、週末が一度増えて、もう一箇所旅行に行けてました。
学べることや英語力の伸びは、3週間とあまり変わらないです。

辛くても楽しくても、頑張れる長さです。
現地の生活に慣れて、毎日の学校生活を楽しむにはちょうどいい。

海外に漠然と興味があって、将来留学したいとか、海外で働いてみるのもいいなとなんとなく思っている場合、果たして自分は海外で生活できるのか、外国人と仲良くできるのか、疑似体験にもなりますよ。

私は3週間のホームステイ経験があったおかげで、のちに4ヶ月の留学を決めるときも、きっと頑張れると自信がありました。

ただ、英語力の向上に期待するには3週間は短すぎるので、そこは覚悟してください。

さいごに

私がホームステイに3週間を選んだのは、学校の夏休みの長さと、アルバイトを休める期間の制約から。

帰国後は、またすぐ出発前と同じ生活に戻りました。

私にとって3週間のホームステイは、

「日本での生活を大きくは変えず、かつ、ホームステイらしさを味わえる一番コスパのいい長さ。

社会人だと仕事を辞めて、もっと長く(半年とか1年)来ている人が多かったです。

海外への興味を深め、外国を身近に感じ、そして将来を変えるきっかけになるかもしれないホームステイ。

ぜひ時間を有効活用して、一生に一度の、今しかできない経験をしてください。

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