カナダのホームステイはなぜ人気?実体験から注意点と楽しむコツ


留学やホームステイ先として人気のカナダ。

夏休みや春休みには、短期ホームステイの留学生も多く滞在します。

でも、なぜカナダはホームステイ先として人気があるのでしょうか?
人気のカナダへ、実際にホームステイに行くときに注意すべき点とは何でしょうか?

私も大学1年生の春休みに3週間カナダのモントリオールでホームステイをしましたが、想像とは違うことも多くありました

今回は私の実体験から、カナダが人気の理由と、実際にホームステイに行く場合の注意点をご紹介します。

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カナダのホームステイが人気なのはなぜ?

カナダのホームステイが人気の理由を、私の実体験からあげてみます。

ホームステイに当たり外れが少ない

カナダはホームステイの受け入れ文化が整っているといわれていますが、実際その通りでした。

私は3カ国でホームステイをしたことがありますが、カナダのホストファミリーが一番良かったです。

お世話になったホストファミリーは、小さな子どもが2人いる白人の4人家族。

東海岸のモントリオールだったので、ホストファミリーは英語とフランス語を話せましたが、家ではきれいな英語。

共働きで、朝8時に子供も連れて全員で出発し、夕方17時に全員で帰ってくる生活でした。

でもそんな忙しそうな生活に私が入っても、何も違和感なく受け入れてくれました。

今までにも何人も留学生を受け入れてきたホストファミリーで、とにかく留学生を受け入れることに慣れている」ところがお互い気を使いすぎず、ありがたかったです。

帰国前に、ホストファミリーを評価するアンケートがあったんですが、全部満点をつけました!

治安がいい

語学学校はモントリオールの都心部にあり、ホームステイ先はバスと地下鉄で30分くらいの住宅地でしたが、普段の生活で危険を感じたことはありません

地下鉄もキレイだし、都市部は少し歩くとすぐに分かりやすい大きな「M」(MetroのM)のマークがあるので、道が分からなくても大丈夫なくらい。

夕暮れ時のきれいな町並みを見ながら、帰ったこともあります。

後に行ったアメリカとは全然違って、不穏な空気のない街でした。

バスの運転手さんも、つたない英語でも親切に答えてくれ、留学生に過ごしやすい国だと感じました

カナダのホームステイの注意点とは?

留学生に優しいと人気のカナダですが、ホームステイに行くにあたって注意すべきことを、私の実体験からご紹介します。

入国審査が厳しい

外国人に優しいイメージのカナダですが、入国審査は意外と厳しかった

3週間の語学学校とホームステイでは、学生ビザは不要なのですが、「何もビザはないのか」と聞かれ、無いと答えると「Immigration」と書かれた別室に通されました。

飛行機内で知り合った他の日本人留学生も、同じ部屋に案内されました。

その部屋には、同じようになにか入国のための手続きが必要な外国人も30人くらい並んでいました。

待っている間、そこが何のための部屋なのかも分からないし、何を聞かれるかも分からないし、何が問題で待たされているかも分からない。

順番が回ってくるまでに、不安なままかなり待ちました

ようやく自分の番になると、女性の審査官に

「何のために来たのか」
「お金はいくら持っているのか」
「いつまで滞在するのか」

など、かなりいろいろ聞かれました。

「sightseeing(観光)」と答えれば終わり、というような通常の入国審査とは全然違い、全部の質問に、明確な答えを得るまで聞かれ続ける

英語がよく聞き取れないし、向こうもこっちの英語がよく分からない。

筆談も交えて、必死でやりとりしました。

語学学校やホストファミリーの書類を全部見せても、なかなか終わりません。

最終的に、「Visitor record」と書かれたビザのような紙をパスポートに貼られて、ようやく外に出られました。

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おそらく飛行機を降りてから、2時間くらいたっていたはずです。

時間は夜の22時すぎくらい。

飛行機に乗るときに預けたスーツケースは、とっくにターンテーブルを回り終わって誰もいないし、語学学校の迎えもいませんでした。

結局、ホストファミリーに電話して、タクシーでホームステイ先に行きました。

3週間のホームステイで、まさかこんなに入国審査が厳しいとは思いませんでした

時間はかかっても入国はできるはずですが、私のように簡単ではないこともあります。

念のため、語学学校やホームステイ先の書類は、スーツケースに入れずに、パスポートと一緒に飛行機内に持ち込みましょう。

とにかく冬は寒い

私が行ったのは、2-3月のモントリオール。

最高気温がマイナスの世界で、雪が腰くらいまでは積もってました。

外に出るときは、ダウンコートと帽子が必須です。

道路や人が通る道は、きちんと雪かきされていたので、歩くのには困りませんでしたが、バス停で待っている間の寒いこと寒いこと。

帽子がないと、10秒で頭が痛くなります。

この寒さをなんと表現しようかと、語学学校の日本人と話してたどり着いたのは

「日本の一番寒い日に、半袖+短パンで自転車で坂を下った感じ!」

日本に帰ってきた時、空港から外に出た瞬間「あったかい」といったら、迎えに来た親に驚かれました。

カナダでホームステイを楽しむコツは、現地のツアー

カナダにホームステイに行くのなら、ぜひナイアガラの滝の旅行がおすすめです。

ここで、ただの観光旅行に終わらせないコツが、現地のツアーに申し込むこと。

日本の旅行会社を通して事前に申し込んでおくのではなく、現地に着いてから、現地の旅行会社で申し込みをするのです。

ナイアガラの滝は、世界三大名瀑の1つでもあるので、どこの旅行会社も必ず取り扱っています。

そうすると、バスの運転手さんやガイド、他の観光客は全員外国人。

旅行中の説明など、全てが英語になります。

英語力を伸ばすには、この英語を話さざるを得ない環境が一番効果的。

ホームステイ中の旅行って、どうしても日本人の友達と行くことが多いのですが、現地のツアーに参加すれば、旅行中も英語環境に身を置けます。

私は、街なかの旅行会社に、日本人の友達と申し込みに行きました。

料金とスケジュールを聞いて、3週間のホームステイ中に行ける日は限られるのですぐ決めました。

当日の朝、待ち合わせ場所に行くと、大きな観光バスが停まってる。

これだ!と思って、乗り込むと、どうやらナイアガラ行きではないみたい。

そのうち、普段着のカナダ人のおじさんがやってきて「ナイアガラツアーこっちだよ」と呼ばれました。

案内された車を見てびっくり。「え?コレで行くの?」

6人乗りの、普通の白い乗用車でした。

ナイアガラツアーの参加者は、5人だけだったんですね。

メキシコ人の女の子2人+1人で参加していた日本人の女の子+私たち2人。

呼んでくれたおじさんが、運転手兼ガイドでした。

小さなグループツアーでしたが、週3回はナイアガラに来ているというそのおじさんの案内で、ナイアガラの滝を堪能できました

滝だけではなく、トロント観光、ナイアガラの滝の近くの古い街「ナイアガラオンザレイク」のワイナリー、当時は世界一高い自立式のタワーだったCNタワー、など、なかなか充実したツアーでした。

止まるたびに、ガイドのおじさんが英語で全部説明してくれました。

英語は3割くらいしか理解できなかったけど、とても良い経験になりました。

おそらく、日本の旅行会社を通すより安いはずなので、ぜひ試してみてください。

さいごに

私が行ったのは、カナダでも東海岸のモントリオール。

私が東海岸のモントリオールを選んだのは、日本人が少ないのと、フランス語と英語を両方使っているという特別な環境に興味があったからです。

実際に、日本人は少なめで、世界でここにしかないフランス語環境も興味深く、モントリオールに行ってよかったです。

カナダ西海岸のバンクーバーなどは、もう少し日本人やアジア人の数が多いかもしれません。

いずれにしても、英語を学ぶホームステイの環境として、カナダはおすすめです。

よいホストファミリーに巡り合って、充実した経験ができるといいですね。

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