ホームステイ先としてオーストラリアは人気がありますよね。
日本との時差も少なく、フレンドリーなイメージもあります。
でも実際にオーストラリアにホームステイするとなると、なにか困ることはないか?
注意すべきことはなにか?など気になりますよね。
私もオーストラリアに3週間ホームステイしたことがありますが、予想通りのこともあれば、驚くこともありました。
そこで今回は、私の実体験から、オーストラリアへホームステイに行くとき、注意すべきこと、オーストラリアならではの特徴をご紹介します。
これからオーストラリアでのホームステイに行かれる方は参考にしてください。
オーストラリアのホームステイで注意すべきこととは?私の実体験
オーストラリアならではの注意点をご紹介します。
持ち込み制限品が厳しい
オーストラリアは、他の国と比べて、オーストラリア国内への持ち込み制限が厳しいです。
オーストラリアには、固有の動植物が多く生息していて、その環境を守るためなんですね。
特に厳しく制限されているのが、食品、植物、動物製品、薬です。
この中でも、ホームステイで持っていきそうなのが食品ですね。
特にお土産に気をつけましょう。
食品全部がダメなわけではなく、お菓子は大丈夫なものも多いです。
オーストラリア大使館のホームページには、
と書かれています。
アメやおせんべいなどのお菓子は大丈夫そうですよね。
でも、逆に言うと、他の食品は全部申告しなければいけません。
自分で勝手に判断して罪に問われては困ります。
オーストラリア大使館のホームページにも、「わからない場合には申告してください」と書かれています。
グレーな食品は持っていかない方がいいですが、もし持っていく場合は、必ず申告しましょう。
飛行機の中で配られる入国カードで、申告するものがあるか?の質問に「はい」と書いて、空港で申告の列に進むだけです。
私も初めてオーストラリアへ行った高校2年生のとき、申告しました。
シドニーの空港へ着いて、オーストラリアの検疫審査を受ける前に、旅行会社の添乗員から
「お菓子を持っている人は、この場で全部捨ててください」
と言われました。
初めてのホームステイで食べたくなるかもしれない、と思って、いくつかカバンにお菓子を入れていたのに、その新品のお菓子たちを全部ゴミ箱に捨てました。
あんなに「もったいない」という思いをしたのは、今でもあの時が一番かも。。
その後、スーツケースの中に入れていたおせんべいは、航空会社に預けてしまって捨てられないので、検疫官に申告すると、笑顔で「OK」といわれて、それで終わりでした。
今思えば、カバンのお菓子も捨てるほどではなかったんじゃ?という気もしますが、、、
でも旅行会社の添乗員が捨てさせるくらい、オーストラリアの検疫は厳しいということです。
シャワーの時間を気にする
オーストラリアでは、シャワーの時間を短くする必要があります。
お湯をタンクに貯めるシステムなので、自分が使い切ってしまうと、次の人がお湯を使えなくなってしまうからです。
私がオーストラリアに行ったのは8月で、オーストラリアは冬でした。
寒い中、さっさとシャワーを済ませないといけないので、シャワーから出るときはいつも寒くて、カゼを引きそうでした。
ちょっと辛かったけど、それも文化体験ですよね。
逆に、暖かいお風呂に長く入る幸せな文化は日本ならではですね。
お風呂は帰国したあとの楽しみにして、次の人のために早く終わらせましょう。
オーストラリアのホームステイならではの特徴とは?
私が感じた、オーストラリアのホームステイならではの特徴をあげてみます。
オーストラリア英語
OG(オージー)イングリッシュとも言いますが、オーストラリア独特のなまり英語です。
行く前から聞いてはいましたが、自分の英語レベルじゃ聞き取れない程度だと思ってました。
でも実際には、単語レベルでしか意思疎通ができなかった高校生の私にも分かるくらい特徴的でした。
「Sunday」は「サンダイ」
「Good day」は「グッダイ」(Helloの意味)
朝会うたびに「グッダイ」って最初は何のことか分かりませんでした。
オーストラリアに留学した人と働いたことがありますが、話す英語はやっぱりオーストラリア英語でした。
学ぶ国によって、自分の英語も多少は影響をうけます。
でもよっぽど専門的に英語を使う仕事を目指すのでなければ、オーストラリアで英語を学んでも困るほどのことはないので、安心してください。
独特な食べ物
基本的に食事はラザニアやピザなどの簡単な洋食で、美味しいのですが、時々、独特の食べ物があります。
特にクセが強いのが「ベジマイト」。
真っ黒のジャムのようなもので、オーストラリアではトーストに塗って、どこの家庭でも食べてます。
私は今まで海外に10カ国以上行って、あまり食べられないものはなかったのですが、どうしてもオーストラリアの「ベジマイト」だけはダメです。
でも、普通のいちごジャムなどもありますので、食べられなくても大丈夫です。
他に、歯と歯茎の形のガムや、真っ黒のタイヤのようなガム(グミ?)も、オーストラリアならではのお菓子です。
最初にお店で見たときはびっくりしました。
きっと他にもあるので、ぜひオーストラリアにいったら見つけてみてください。
オーストラリアのホームステイのおすすめポイントは、治安の良さ!
私が今まで行った中で、一番フレンドリーなお国柄だったのがオーストラリア。
街を歩いていると、知らないおじさんも、すれ違うときに笑顔で「Hi!」と言ってくれます。
道の反対側を歩いていても、目が合うと笑顔で「Hi!」。
郷に入りては郷に従え、で、ホームステイしている間は、私も笑顔で「Hi!」とやっていました。
こんな環境であれば、地域の人はみんな顔見知りになり、自然と治安も良くなりますよね。
私がホームステイしたのは、メルボルンからバスで5時間ほどの田舎町だったこともありますが、夜歩くにもまったく危険は感じませんでした。
もちろん油断は禁物ですが、特に留学生にとっては安心の環境です。
シドニーなど都市部に行く場合は、もう少し注意してくださいね。
さいごに
オーストラリアは私にとって初めての海外で、初めてのホームステイでしたが、フレンドリーな環境のおかげで、なんとか過ごすことができました。
ホームステイ初心者には、特におすすめの国です。
カンガルーとエミューはすごく身近にいるし(街なかの公園に放し飼いでした)、コアラを抱っこできる場所もあるし、南半球ならではの南十字星がみえたり、貴重な経験ができます。
アメリカやヨーロッパに比べて、飛行機の時間も短いので、帰国後にも、いつかまたホストファミリーに会いに行くこともできますよね。
ぜひ楽しんでたくさんの経験をしてきてください。