せっかく行ったホームステイなのに、なかなか会話が弾まない、沈黙が気まずいことってありますよね。
英語を話せるようになりたくて来ているんだから、話しかけた方がいいことは分かってるんだけど、何を話したらいいか分かんない。
私も3回ホームステイの経験がありますが、いざシーンとなるとなかなか話しかけられなくて、「この時間、もったいないのに~」と1人で焦ったりしました。
そこで今回は、私がホームステイしたときに、ホストファミリーと会話が弾んだネタ、ちょっと失敗したネタをご紹介します。
私なりのネタ探しのコツと、会話ネタ例もご紹介しますので、ホームステイ先でいざ「どうしよう、何も浮かばない」となったとき、参考にしてください。
ホームステイで会話がないとき、物があると話が弾んだネタ
英語に不自由しながら、ホストファミリーと会話を続けるのって難しいですよね。
そんなとき、話が続きやすかったのは、目の前になにか物があるときでした。
私があまり英語が話せないとき(事前に単語を考えてから話すくらい)に、話が弾んだネタをご紹介します。
日本とオーストラリアの休日制度
初めての海外で、オーストラリアにホームステイしたとき、「次の土曜日は学校があるのかどうか」ホストファザーに質問しました。
すると、カレンダーを持ってきてくれて、それを指さしながら、
ホストファザー「この土曜日は休みだと思うよ。」
私「日本では、土曜日も学校へ行くよ」
ホストファザー「土曜もあるの!?」
私「全部じゃない。えぇと、第2、第4土曜は休み」(当時はそうだったんです)
ホストファザー「へー。日曜は?」
私「日曜は休み」
ホストファザー「じゃあ休みは日曜だけ?」
私「夏休みとかもある」
ホストファザー「クリスマスは?」
私「休みじゃない。でもお正月は休み。お正月は1月1日」
ホストファザー「それはオーストラリアも一緒だよ(笑)」
私「他の休みは?」(祝日は?と言いたい)
…
こんな感じで、カレンダーの日付を指さしながら、休日についての話題が広がりました。
指さしたカレンダーから相手も推測してくれるので、話が続きやすかったです。
お土産の緑茶パック
日本からのお土産に持っていった緑茶パックを出したときも、話が弾みました。
「緑茶(green tea)」が海外で人気で、そもそもホストファミリーが興味もあるものでもあったのですが、
「緑茶パックで毎日飲むの?」とか、
「オーストラリアでは紅茶だ」
と言って、紅茶パックを出してきてくれたり、、
目の前に実物があると、それを見ながら会話が続きやすいです。
ホームステイで会話ができないのはネタ次第?失敗したネタ
話すこと自体すべて勉強なので、失敗はないのだけど、お互い消化不良で終わってしまったのが、政治的な話。
後から気づいたのだけど、政治的な話には、英語力と知識がいる。
それがないのに、突っ込んでしまったのが失敗。
カナダでホームステイした時、ホストファザーとテレビニュースの話になり、なぜか北朝鮮の拉致問題を話し始めた私。
私「北朝鮮は日本人を誘拐した」
ホストファザー「そうなの?」
私「でもまだ帰ってきてなくて、いや3人は帰ってきたけど、えーと、えーと、、」
ホストファザー「知らなかった」
私の心の中は、
北朝鮮が独裁政治ってこと知ってるのかな?
拉致って「kidnap」で伝わってるのかな?
もしかして子供の誘拐事件を思ってる?
日本と北朝鮮の関係って知ってるのかな?(そもそも自分があまり知らない)
3人帰ってきたけど、あと何人か私もよく知らない。。
などなど。
カナダからしたら遠く離れた北朝鮮のこと、、
おそらく政治体制も知らないであろうホストファザーには、背景から伝えないといけないことがありすぎ。
日本人だったらまだ、ここまでは知ってるだろうという共通認識があるけど、カナダの成人男性の、世界情勢に対する知識の常識なんて分かるはずもない。
単語も分からない、間違えたら困る、そもそも私自身の知識が足りない!
イチ日本人として、知られざる日本のニュースを伝えたい、という義務感はあったのだけど、英語力と知識のなさに、ギブアップ。
少なくとも日本と関係している世界の国については、日本人として知っておかなければと感じました。
ホームステイで会話ネタを見つけるコツとネタ例8つ
私の経験を踏まえて、ホームステイで会話が続きやすいネタのコツをお伝えします。
それは「相手について聞く」こと。
やりがちなのが「日本について知ってることある?」とか「日本に行ったことある?」とか、日本について相手に聞いちゃうこと。
確かに、日本のことが話題になれば自分は話しやすいけど、多くのホストファミリーは日本に思い入れがあるわけでもなく、日本についてすごく知りたいわけでもありません。
受け入れた留学生が、たまたま日本人だっただけの話。
聞いたところで、あまり知らないので、話が続かないです。
それより、ホストファミリーが話しやすいのはホストファミリーが住んでいる現地のこと。
自分が英語があまりできないなら、自分は聞き役になって、ホストファミリーにメインで話してもらったほうが話も続きます。
それを踏まえて、会話ネタ例をあげておきます。
聞かないと、意外と知らないまま終わってしまいます。仕事を知ると、なんだか親しみが増すんですよね。
なぜホストファミリーをしているの?今までどんな学生がいた?
入れ替わりで、次々と留学生を受け入れているホストファミリーも多いです。ホスト目線の話は面白い。
休日は何をしてるの?
ステイ中の休日の過ごし方の参考にもなります。興味があったら、一緒に連れてってもらえないか聞いてみることもできますね。
ずっとこの街に住んでるの?
「ずっと住んでる」と言ったら、「おじいちゃんおばあちゃんも?」。引っ越してきたなら、前の街のことや、今の街との違いとか聞くと面白そう。
海外旅行は行ったことある?国内旅行は?
海外の人がどこに行くのか興味深いです。
オススメのお店を教えて。(パン屋さん、カフェなど)
この質問はオススメ。地元の人が教える地元のお店って、ただの旅行では分かりませんよ~。自分のことをあまり話したがらないホストにも使えます。
オススメの(好きな)お菓子を教えて。
お菓子ってスーパーにはたくさんあるので、選ぶのに困るんです。これを聞いておくとお土産候補にもなります。
カナダ(その国)の名物料理は?普段食べる?
事前に知っていたとしても、あえて聞いてみましょう。美味しい?どこで食べられる?などと質問しやすい。
私はこの質問をした翌日、名物の「Poutine」(プティン)を夕ごはんに作ってくれました。お店で食べたのとはまた違った、家庭の「Poutine」の味に驚いて、また話題になりました。
参考にしてくださいね。
さいごに
話したらお互い面白いことっていっぱいあるはずなのに、いざとなると思いつかないもの。
普段の生活では、タオルはどこに置くとか、明日は何時に出るだの、その場限りの必要なやりとりだけで終わってしまうけど、それじゃもったいないですよね。
現地の人から現地のことを教えてもらえる機会って、ホームステイならではなので、ぜひネタ例を参考に、ホストファミリーとの時間を楽しんでください。