アメリカのホームステイで気をつけることとは?注意点と私の失敗談


アメリカでのホームステイ、これからたくさんの体験が待っていると思うと楽しみですよね。

でも一方で、実際にアメリカでホームステイするとなると、アメリカでの生活ってどんなことに注意したらいいのか?危険はないのか?など、気になりますよね。

私もボストンで4か月ホームステイして、とても充実した時間を過ごしましたが、想像とは違うこともたくさんありました

そこで今回は、実際の体験談から、アメリカにホームステイに行くときの注意点と、私の失敗談をご紹介します。

前もって知っておくだけでも違いますので、参考にしてください。

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ホームステイで気をつけること【アメリカ以外でも重要なポイント】

まず、ホームステイではとにかくコレが大事!というポイントを2点だけに絞って紹介します。

アメリカだけでなく他の国でも一般的なことですが、私が3回のホームステイを通して、本当にはっきり必要だと感じたことなので、押さえておいてください!

「Yes」「No」をはっきり言う

「とにかく返事ははっきり言う!」

海外では基本で、たぶん聞いたこともあるはずなんですが、これが予想以上に難しい

日本人である自分には、思っている以上に「遠慮は美徳」が身についています。

でもホームステイでは、遠慮は損!

初めて会うホストファミリーの家で、ついつい遠慮する気持ちは、日本人なら当然なのですが、遠慮は失礼です。

私の遠慮による失敗談を紹介します。

私は初めてのホームステイでオーストラリアに行った時、ホストファミリーと一緒にスーパーに行きました。

そこでホストマザーが私を気遣って、オーストラリアならではのパンケーキ(片面だけ焼いたようなパンケーキ)を手にとって「これ食べてみる?」と聞いてくれました。

私はすごく興味があったのに、「Yes」と言ったらお金を使わせることになる、ととっさに感じてしまって、「Ye~s..」というようなあいまいな答えしかしませんでした。

結局ホストマザーは「まぁいっか」みたいな感じで、かごに入れてくれたのですが、結局そうなるなら、最初からここは「Yes!」と気持ちよく答えたら、ホストマザーも嬉しかったはず。

私の遠慮は誰のためになっていないのです。

そして翌日、ホストファミリーの子供(15才の女の子のキラリー)が、朝ごはんにそのパンケーキを「食べる?」と私に聞いてくれたのですが、ここでまた遠慮グセ。

「新しいパンケーキを自分のために開けるのは申し訳ないんじゃないか、その子と同じトーストの方が準備もカンタンだよね」と、とっさに思いました。

そして出てきた言葉は「umm,No..」。断るにもまたあいまいな言い方。

そしたらキラリーに怒られました。

「昨日ママがあなたのために買ってくれたんじゃない!なんで要らないのよっ」

そこから、その日の朝ごはんは険悪でした。

本当に要らなかったならまだしも、本当は買ってほしかったし、本当は食べたかったのに、遠慮したせいで、こんな結果になってしまったのです。

ほしければ、はっきり笑顔で「Yes!」

要らなければ、はっきり「No,thank you.」

曖昧な返事が一番失礼です。

聞くだけなら簡単そうですが、実際その場にたってみると思ったより難しいので、意識しておきましょう。

部屋に引きこもらない

初めて会うホストファミリー、言葉もなかなか通じない中で、会話がなくて気まずい時間というのは、ホームステイ中に必ずあります。

そんなとき、居心地が悪くてついやってしまいそうになるのが、自分の部屋に帰ること

気持ちは分かります。

やっぱり自分の場所は落ち着くし、なにか話さないと!と焦るストレスから開放されますから。

どうしても辛い時などは仕方ないです。

でも、英語を話せるようになりたくて、海外の文化に触れたくて、その環境に身を置くためにホームステイに来たんですよね。

部屋に帰るのを習慣にせず、せめて、ホストファミリーと同じ場所にいましょう

会話がなくても、ホストファミリーが家でどんなふうに過ごしているのか知るだけでも文化に触れることになるし、テレビを見ているだけであっても、海外の人はどんな番組を見ているのか、どんなことに興味があるのか分かりますよね。

私は3回ホームステイに行きましたが、無言の時間に、会話づくりのためにホストファミリーから話しかけてくれたことはほぼ無かったです。

もし居心地が悪くて、なにか会話をしたいと思ったら、自分から相手のことを聞いてみましょう。

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好きなお菓子(お土産を探してるんだけど、みたいに)とか、おすすめの食べ物(ランチにいつも迷っているんだけど、とか)。

自分が話すより、相手の話を聞くほうが、会話は続きやすいです。

とにかくホームステイでは、コミュニケーションを取ることから逃げないように。

アメリカのホームステイならではの注意点

次に、アメリカならではの注意点をご紹介します。

ホストの当たり外れが激しい

アメリカは世界中から留学生が集まるので、ホームステイ先も多いです。

そして、その分、当たり外れが激しいです。

私のホームステイ先は、10人の留学生が滞在している小さな寮のようなところでした。

ホストファミリーは老夫婦2人でしたが、ほとんど家におらず、途中で別の家に引っ越していきました。

幸い、ハウスメイトの留学生たちと楽しく過ごせたのでよかったですが、家族を想像していたので驚きました。

他の日本人に聞いたところでは、両親(ホストペアレンツ)だけの温かい家庭だという子もいれば、シングルマザー1人だけの家庭や、インド系のホストで英語が全然聞き取れない、という人もいました。

アメリカでは、私のホストファミリーのように、留学生を多く受け入れて、小さな寮のようになっているホームステイ先も多いです。

移民の多い国なので、ホストファミリーも様々なんですね。

でも、その多様性がアメリカだと思えば、それも大事な経験だし、途中で変えることもできますよ。

治安はやや不安あり

私のホームステイしていたボストンは、ハーバードやマサチューセッツなどの有名大学があり、学生が多いので治安は他のアメリカの都市に比べて悪くないと言われています。

ホームステイ先のあった街ものどかな住宅街で、道にはリスが走り、裏庭にはときどき鹿がいるような場所でした。

そんなところだったので、日常生活はよっぽど大丈夫だったのですが、それでも時々不安を感じました

バス停で待っているときに、目の前に車が止まって「どこ行くの?」「近いから乗せてあげるよ」と言われたり、

図書館の帰りに地下鉄の階段を降りていると、「さっき何調べてたの?」「教えてあげるよ」と話しかけられたときは怖かった

どちらも見た目は普通の若い(30代後半くらい)男性でした。

「No」とだけ答えて、さっと逃げました。

早朝や夜道は、1人で歩かないこと。

話しかけられても、怪しいと感じれば、無視する。すぐ人の多い場所へ立ち去る。

当たり前ですが、自分の身は自分で守る備えはしましょう

アメリカのホームステイ中に起きた私の失敗談

ボストンのホームステイ先で私の犯した失敗談をご紹介します。

私がホームステイしていたのは、10人の留学生を受け入れている小さな寮のようなところでしたが、最初はそうとは知りませんでした。

旅行会社から送られてきたホストファミリーの情報には、他の留学生のことは何も書かれていなかったんです。

なので、初日の夜、ホームステイ先に着いた時、いろんな国籍の人が家の中を普段着でウロウロしている光景に驚きました。

誰が留学生で、誰が家族かも分からなかったんです。

そんな中、ホストファミリーの老夫婦が、「この子が家のことを説明してくれるわよ」と1人のアジア人の女性を紹介してくれました。

見た目は35才くらい、タイから来たジェイド。

このジェイドがとっても親切で、食事はここで、とか、洗い物は当番になってるよ、とか、翌日には近くのスーパーの場所を教えに部屋に来てくれました。

そんな状況から、私はジェイドを、この大きな家の住み込みのハウスキーパー(家政婦)だと勘違いしてしまったんです。

何も知らない私は、1週間ほどして、初めての洗い物当番を手伝ってくれるジェイドに

「この家は大きいから、あなたみたいなハウスキーパーが必要なんだよね」

と言ってしまったのです!

さすが大人なジェイドは「私はハウスキーパーじゃないよっ。あなたと同じで住んでるだけだよ」と笑顔で言ってくれたのですが、私はもう申し訳なさすぎて、謝る言葉もありませんでした。

これは、私がアメリカのホームステイ先には、「たくさんの留学生を受け入れている家庭も多い」ということを知らなかったために起きた失敗談。

ジェイドは「あなたは何も知らなかったんだから、そんなに慌てなくて大丈夫」と言ってくれましたが、大人なジェイドでなければ、険悪な事態に発展していた可能性もあります。

後に分かったことですが、ジェイドはボストンの大学で薬関係の仕事だか研究をしている非常に優秀な人でした。(汗汗)

幸い、最後まで一緒にランチしたり、台所でハンドメイドの石鹸を作ったり、仲良くしてくれて、今でもとても感謝しています。

さいごに

アメリカでのホームステイの注意点をご紹介しました。

でもホームステイって、実際に行ってみると予想外のことが次々と起きるものです。

それもまたホームステイでしかできない経験なので、どんなことがあっても楽しむ気持ちでがんばってくださいね!

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