学術都市ボストンは、日本人が少なく、多国籍の学生が多く、語学留学に人気がある街です。
私もボストンにホームステイしながら語学学校に通いましたが、英語力も伸び、いろんな経験もでき、留学にはオススメの街です。
でもいざボストンへ語学留学となると、まず悩むのが語学学校ですよね。
ボストンにもいくつか語学学校があります。
私は4ヶ月間、EFボストン校へ語学留学しました。
今回はその経験談として、私がEFボストン校を選んだ理由と、実際にかかった費用をご紹介します。
EFボストン校を選んだ理由1.海外インターンシッププログラムがあったから
私は大学3年生の9-12月に、4ヶ月間、ボストンへ語学留学しました。
それまでに3週間のホームステイを2回経験していましたが、3週間では英語力は伸びません。
そこで今度こそ、もっとちゃんと英語が話せるようになりたいと考えて、大学の間に語学留学を決意しました。
だからこそ、日本人が少ない都市ということで、アメリカ東海岸のボストンを選びました。
次に、ボストンの語学学校の中から、なぜEFボストン校を選んだかというと、一番の理由は、海外インターンシッププログラムがあったからです。
現在では、北米圏は「ボランティア体験プログラム」という名前になっています。
それまでの経験から、語学学校やホームステイだけでは、現地の英語に触れる機会は多くないと分かっていました。
語学学校の中では、他の国の人としっかり交流できるのは授業中だけ。
授業が終わると、みんな同じ国の人同士で固まってしまうんですよね。
語学学校に来ている他の国の人も、母国語で話すのは良くないということは分かっています。
でもみーんな母国語で同じ国同士で話していたほうが楽で、みんなみんなそっちに流されてます。
スペイン語、イタリア語、韓国語などなど、何を会話しているのか分からない中に混ぜてもらうのは、自分だけ努力してもどうしても難しいんですよね。
でも英語力を伸ばすには、現地で英語漬けになる環境が一番。
そうなると、語学学校外の時間に、現地の生活に混ぜてもらうしかありません。
私もせっかく長期間行くからには、できるだけ現地の人と関わる機会がほしかったのです。
そこでEFボストン校のインターンシップ体験が魅力的でした。(インターンシップという名前でも、内容は無償ボランティア)
ちなみにEFのコースは、午前中の授業のみのジェネラルコースと、午後も授業があるインテンシブコースがありますが、私は午前中のみのジェネラルコースを選びました。
語学学校の授業より、インターンシッププログラムで、現地の人と関わる活動を重視したかったので、授業は午前だけで良いと考えたからです。
結果的に、4ヶ月の語学留学の後半は、午後はほとんどこのインターンプログラムで紹介されたボランティアに参加しました。
このインターンシッププログラムの内容については、また別の記事で詳しく書きたいのですが、想像以上に良かったです。
ボランティアに参加する前に、EFボストン校で、履歴書の書き方や面接の仕方なども学ぶのですが、これはマンツーマンレッスン。
英語だけでなく、ボランティアとはいえ、海外で仕事をするとはどういうことなのか、自分自身についても考えされられ、進路選択にも影響したくらいです。
追加料金が必要なのですが、留学生が現地の人の生活に入る窓口としてはかなりおすすめです。
ある程度、大きな語学学校でないと、このような企業と提携したようなプログラムはないので、EFボストン校の大きな特徴の1つといえます。
企業の中で働くのですが、ボランティアなので、学生ビザ(F-1ビザ)で大丈夫、という点も安心ですよね。
もちろん無償ですが、得られるものは語学学校の授業以上に大きかったです。
EFボストン校を選んだ理由2.会話と文法クラスのレベルがそれぞれ分けられるから
EFボストン校では、最初のプレイスメントテストでレベルに応じたクラスに分けられます。
このとき、会話と文法が、それぞれのレベルに応じた別々のクラスに分けられます。
これがEFボストン校を選んだ2番目の理由です。
日本人は会話はできないくせに、文法は他の国より得意なことが多いです。
私は典型的なそのタイプ。
恐れていたのは、
最初のレベルチェックでそこそこの点数を取って上位のクラスに入る。
↓
会話に全然ついていけない!
一方で、文法問題はカンタンすぎ!
という事態。
でも、会話クラスと文法クラスが分かれていれば、会話は中級、文法は上級、と変わるので、その心配がないのです。
以前に行ったカナダの語学学校がそのシステムで、とても良かったので、この点も重視しました。
これも結果的に、きちんとレベルが分かれて良かったです。
それぞれのクラスで違った学生と知り合いになれるのも良いポイントです。
ボストンの語学学校の費用は?EFボストン校の場合
私が4ヶ月の語学留学にかかった費用は、語学学校・ホームステイ代だけで、4ヶ月で約120万。
これに航空機代やもろもろの手配料がとられて、旅行会社に支払った額は合計で約160万円でした。
これが安いのか高いのかは、なんとも判断できません。
というのも実は「EFボストン校に4ヶ月」という条件で、2つの旅行会社に見積もりをお願いしたのですが、かなり差がありました(数十万円)。
そして高かった方に断りの電話を入れた際に、正直にもう一つの旅行会社の値段を伝えたところ、なんとそこまで下がりました。
旅行会社の値段なんて、あってないようなもんなんだなと感じました。
私の場合は上記の通りでしたが、人によって、時期によって、また申込み方法によって、値段は上下するはずです。
語学留学の際には、エージェントも迷いますが、決める前にはぜひ見積もりを出してもらいましょう。
断っても、その後の電話などは一切ありませんでした。
これは私の推測ですが、留学の費用って、ホームステイや食事代など、値段がはっきりしないものが多いですよね。
航空機代や手配料などが含まれて、最終的に、総額で百数十万円などと出されて、「はい、分かりました」と言うしかないというか。
ちょっとでも費用を節約するには、少し面倒ですが、2社以上見積もりを出してもらって、検討してみることをおすすめします。
余談ですが、見積もりにはビザの代行手数料が4万円とか入っているのですが、これもビザ申請を自分でやれば節約できます。
私は節約のためというより、学生ビザの手配なんて貴重な機会は自分でやりたかったので、そう申し出ました。
領事館まで行って、簡単な英語での面接もありますが、一生に一度の機会です。
ビザ免除で気軽に行ける旅行と違って、ビザ申請の手続きをしていると、外国と日本との心理的な距離を実感します。
留学前の練習にも心構えにもなるし、時間が許せば、ぜひこの時点から海外を体験することをおすすめします。
結局、私が利用したのは、ウィッシュインターナショナルという旅行会社でした。
出発後に、語学学校を4ヶ月から3か月に変更したのですが、そのときには海外から日本へ電話をかけてやりとりしました。
きちんと対応してくれ、帰国後でしたが、口座に返金もされていましたし、
出発前の「wi-fiが使えるホームステイ先にしてほしい」というリクエストもちゃんと叶えられました。
特に困ったことはなく、良い留学を提供してもらえた旅行会社でした。
さいごに
EFボストン校は、他のボストンの語学学校と比べると立地が郊外ですが、特に不便も感じませんでした。
これが語学学校?と思うくらい大きくて、自習室は教会です。
今まで行った語学学校は、オフィスビルのワンフロアだったので、そういうところと比べるとかなりのびのびできます。
次の記事で、実際に行ってみて良かった点、予想と違った点についてご紹介します。