語学留学に来た最初は、誰もがここでがんばるぞ!と意気込んでいきますよね。
でもしばらく経つと、なぜだか語学学校がつまらない、めんどくさいなどと思ってしまうことも。。
私もアメリカで4ヶ月の語学留学中、最初は新鮮で面白かった授業も、アウトプットばかりで、新しく学ぶことのない環境にどうしても飽きてしまい、途中で環境を変えました。
今回は、語学学校がつまらない、と感じてしまった方へ、私の経験を踏まえて、環境を変えるための選択肢をご紹介します。
語学学校は辞めずに、クラスを変える
同じ語学学校でも、クラスのレベルが変わると雰囲気も変わります。
授業中、あまり話せないなら、思い切って下のレベルに変えてもらってはどうでしょうか?
上のレベルに上がるには、実力を認めてもらわなければいけませんが、下への変更なら、受け入れてもらいやすい。
レベルを下げるなんて、と思うかもしれませんが、会話に関しては、日本人は性格的にも控えめな立場になってしまいがちなので、思っているより少し下のレベルでちょうど良いくらいです。
授業中に話せないと得るものも少ないですが、周りのレベルが同じ(もしくは下)と思えれば、発言することへの恥ずかしさが減ります。
私はカナダの語学学校で、よく話すメキシコ人も、文法が得意な韓国人も、会話に関しては、みんな同じような英語力だなと思えたので、詰まりながらも、発言できるようになりました。
クラスで積極的に発言できるようになると、主導権を握るとまではいいませんが、自分の知りたいこと聞きたいことを話題にできて、興味を持ちやすくなります。
もちろん、必然的に英語力もついていきます。
まずは今の語学学校を続ける方が、手続きや金銭的な負担は最小限です。
クラスを変えても悩みが解決されなければ、また改めて次の方法を考えることもできるので、まずはレベルやコースを変えることを考えてみてはいかがでしょうか。
私はアメリカの語学学校で、途中でどうしても面白さがなくなったのですが、大きな原因は会話クラスが3ヶ月間変わらなかったこと。
毎週1人はレベルアップして人が入れ替わっていく状況だったのですが、私は12週間も同じクラスでした。
授業中になかなか発言できなかったので、その結果は妥当だと思うし、その時は、英語力ではなく、自分の積極性が足りないからだと思っていました。
日本人の中では、最初から割と上のクラスに入れたことも嬉しかったので、下にレベルを下げるなんて考えもしませんでしたが、、
でも後から考えれば、みんなの会話は聞き取れても、発言しようとする頃には話題が変わっていることが多く、これは要するに英語力不足。
結局私は、クラスのレベルが変わらないので、内容も変わり映えしないし、あまり発言できないしで、おもしろさもなくなってきて、4ヶ月の予定を3ヶ月に変更しました。
頑なに同じクラスに居続けなくても、下のクラスに入れてもらうことを考えてもよかった。
そうすれば、もっと発言する機会を増やせたかもしれない、もっと語学学校を楽しめたかもしれないと感じています。
語学学校を変える(同じ都市で)
ある程度の規模の都市なら、通っている語学学校以外にも、他の語学学校があります。
旅行会社に聞いても、取り扱いのあるところしか教えてくれませんが、意外と知らない語学学校があったりします。
私も日本で留学を検討しているときには、存在すら知らなかった、日本の英会話スクール「ジオス」の語学学校があったり、大学付属の語学学校がありました。
語学学校に長く(半年以上とか)いる日本人に聞くと、他の語学学校の口コミ情報を知ってることもありますよ。
私が現地で合った日本人にも、違う環境を求めて、途中で語学学校を変わる人も何人かいました。
実際にそこへ転校した人と、街のハロウィンパーティーで会って、新しい学校はどうだと話をしたこともあります。
住む街は変わらないので、生活環境は変わらない、今の語学学校でできた友達とも会える、という点がメリットで。
語学学校の都市を変える
「国を変える」という選択肢もありますが、ビザの問題などがあるので、それより簡単なのが、語学留学先の都市を変えること。
同じ国の中でも、外国の都市の違いは大きいです。
私がボストンで会った日本人も、最初はボストンに1年の予定だったけど、半年でロサンゼルスに移って、よかったと言っていました。
この人は、年末年始の間に日本へ一時帰国をして、自分を見つめ直した結果、都市を変えてもう一回がんばることを決断した、と言っていました。
他にも途中で2ヶ月のバスツアーに参加した、この切り替えがとてもよかった!という日本人もいました。
どうしても同じ語学学校にいると、半年もたてば、自分も先生もクラスメイトも、英語力や発言する人かしない人などが分かってきます。
そうすると、「まぁ今日もいっか」と甘えてしまって、なぁなぁになりがち。
違う環境でアウトプットを試すと、心機一転。
フレッシュな気持ちで仕切り直せますよ。
語学学校を辞める!そして他の活動をする
思い切って語学学校は辞めてしまって、他の英語力を伸ばす体験に時間を費やすのもアリです。
私はこの方法を選んで、最後の3週間は現地でのボランティアに費やしました。
ボランティアは語学学校の、ボランティア体験プログラムに参加して、そこで紹介してもらった地元のテレビ局です。
ただし、ホームステイ先は語学学校とセットだったので、ホストファミリーと直接話して、個人契約に切り替えてもらい、3週間分の家賃は直接ホストマザーに渡しました。
語学学校のキャンセル手続きは、日本の旅行会社に電話でお願いしました。
4ヶ月のうち、最後の1ヶ月のキャンセルなのでわずかでしたが、語学学校+ホームステイ代の返金もありました。
語学学校をサボっている、という後ろめたさもなく、自由に時間を使えるようになりました。
語学学校を辞めようと決めてからは、テレビ局以外のボランティアを探して、面接に行ったり、以前にホームステイしたことのあるホストファミリーに会いに行こうと連絡を取って、計画したりして、語学学校に通っている頃より忙しくなりました。
語学学校を辞める場合、他に何をするかを決めずに、つまらないというだけの理由で辞めては、語学学校に行っている以上に、ダラダラ過ごしてしまう危険もあります。
辞めてしまう前に、「辞めたら何をするか」明確に決めておきましょう。
また、残りの滞在期間によっては、ビザが問題になるので注意してください。
さいごに
語学留学中、せっかくの貴重なお金と時間をムダにはしたくないですよね。
大切なのは、なんのために留学に来たのか、もう一度目的を考えること。
英語を学びに来た、という漠然とした目的でも、じゃあ今の英語力で満足か?
満足じゃないなら、どうしたら英語力を上れられる?と考えてみましょう。
誰も強制してくれない語学留学中。そのままでも誰にも怒られませんが、行動すれば、結果は変わります!
環境を変えるのに多少の苦労はあっても、帰国後には「あの時、行動してよかった!」と思えますよ。
少なくとも、何もしないより得るものはあります。
自分の決断に勇気を持って、がんばってください。