ホームステイに電子辞書は必要でしょうか?
今から買うとなると数万円はするし、日本の日常生活では使わないのに、本当に必要かな?
そんなふうにも思える電子辞書ですが、私は電子辞書は持っていくことをおすすめします。
今回の記事では、私の経験を踏まえて、ホームステイ中に電子辞書があったほうが良い理由と、オススメの電子辞書をご紹介します。
ホームステイで英語を使うのに、電子辞書が必要な理由1.ホームステイ先の会話中に使う
ホームステイで電子辞書を使う場面は、まずホームステイ先です。
ホストファミリーとの会話の最中に、どうしても他の言い方が分からない時や、自分から会話を切り出す前に、単語を調べるのに使えます。
目の前にネイティブがいるのだから、説明してもらったら良いんじゃない?とも思えますが、そんな時間があるときばかりではありません。
私は初めてのホームステイで、日本から和風デザインの「しおり」を持っていったのですが、いざ渡すときに「しおり」が分かりませんでした。
ホストファミリーにも、それが「しおり」だとはわからないので、こんなときは「英語でなんというの?」と教えてもらうこともできません。
その場で、電子辞書で「しおり」を調べると「bookmark」。
このように、まさにその英語が知りたい状況で調べた英語は、すぐ使えるし、もう忘れません。
そして、しおりがbookmarkだと分かったので「This is a bookmark.」と言いました。
ただ、このときは発音が悪かったのか、bookmarkと英語で伝えたのに、反応がイマイチ。
「あれ?伝わってない?」と心配になりました。
そこで今度は、電子辞書の画面を見せて「bookmark」のつづりを確認してもらいました。
結局、その反応もイマイチで、後から考えると、bookmarkというお土産自体がイマイチだったみたい。。。
ただ、電子辞書のおかげで、伝えたいことは伝えられました。
ホームステイ先だけではなく、常にカバンに入れて、持ち歩けます。
アメリカのボストンのホームステイ先周辺は、外を歩いていると、歩道をリスが走り回っているのによく出会う、のどかなところでした。
「あ、リス!」ってみんな言うんですが、この「リス」の英語が難しいんですよね。
「スクオーォル」みたいな発音で、何度聞いても覚えられない!
そんなとき、その場で電子辞書を開いて「リス」を調べました。
つづりを調べると「squirrel」。
あぁ、QもRもLも入っているあたり、やっぱり発音が難しそうなつづり。。
多少長い単語だと、言葉で聞いているより、つづりを見たほうがピンときて、覚えやすいです。
日本にいるときは電子辞書なんてほとんど使うことはないですが、やはり言葉の不自由な環境ですぐ調べられるというのは便利というより、必需品です。
ホームステイで英語を使うのに、電子辞書が必要な理由2.語学学校で使う
語学学校でも、電子辞書は活躍します。
例えば、クラス全体で一つの話をしているとき、
みんなが同じトピックを話している中に、分からない単語が出てきます。
どうやらみんな分かっている様子で、その単語を使いながらどんどん話が進んでいく。
こんなとき、本来はすぐ先生に聞いたらいいんですが、実際の場面では
「こんなこと分かってないのは自分だけじゃない?」
「みんなの話の流れを止めてまで、聞けない…」
と日本人はなってしまうんです。
聞けないと、会話内容から推測するしかありませんが、なかなか難しいですよね。
そして、どうしようもなくなってから「あなたはどう思う?」と意見を求められて焦る、みたいな…。
こんなことにならないように、分からない単語が出てきたら、電子辞書ですぐ調べられると、クラスの会話についていけます。
また私は語学学校で、電子辞書の英英辞典の機能が役立ちました。
英英辞典とは、ある英単語を別の英語で説明してくれるものです。
語学学校では、他の国から来た留学生と話す機会が多くあります。
そして、相手が話した単語を自分は知らない、逆に、自分が伝えたい単語を相手が知らない、ということがあります。
そんなときに、自分の辞書の英英辞典で調べて、説明を見せてあげると通じることが多かったです。
逆に、相手の電子辞書の英英辞典の訳を見せてもらって、話が続いたこともあります。
ヨーロッパ、南米からの留学生が、辞書を持ち歩いてい使っているのはあまり見ませんでしたが、
アジアの留学生、特に韓国人、台湾人はだいたい日本人と同じように電子辞書を使っていましたよ。
英語と似ているスペイン語などを話す留学生は、知らない単語も想像できたり、調べるほどではないのかもしれません。
スペイン語を、英語っぽく言い換えて「これって英語になる?」と先生に聞いて「なる」と答えられているメキシコ人もいました。
便利でいいなぁと思いましたが、日本語と中国語に同じ「漢字」があるようなものかなと想像してました。
ホームステイで英語を使うのに、電子辞書が必要な理由3.スマホでは通信状況が不安
今どき、電子辞書を使わない理由といえば、スマートフォンやタブレットがあるから、かもしれません。
わざわざ電子辞書を買わなくても、いくらでも調べられますもんね。
でも、インターネットを経由して、情報を得るタイプの電子辞書は、ネットにつながることが前提。
通信状況が日本ほど信頼できない海外では、いざというとき、ネットにつながらなくて辞書機能が使えない!ということが有りえます。
私はアメリカでwifiの使えるホームステイ先に住んでいましたが、ときどきなぜかつながらないことがありました。
いざ、そうなったときの対応にも困ります。
日本にいるときだったら、別のパソコンで試したり、詳しい人に聞いたり出来ますが、海外ではそうもいきません。
ネット環境に詳しい人がいても、日本語の端末は読めませんしね。
その点、ある意味アナログな電子辞書なら、どこでもすぐ使えます。
海外での辞書は、必要なときにすぐ使えることが絶対なので、その点からも私は持ち運べる電子辞書をおすすめします。
電子辞書 英語を話すホームステイでオススメなのは?
私がおすすめするのは、SHARPのBrainシリーズです。
一番のポイントは、スペースキーがあり、英語の連語を検索しやすいこと。
英語には「keep in touch=連絡を取り合う」のように、熟語になって意味をなす言葉も多く、ホームステイや語学学校でも熟語に触れることは多くあります。
そういった連語を調べるのに、スペースキーがあると便利です。
電子辞書は、上記のSHARPの他に、CASIOのExwordシリーズも人気がありますが、こちらはスペースキーがありません。
熟語を調べる時に、スペースキーがないと、単語からずーっと下へ下へ用例を調べていかないといけないのです。
これがなかなか見つからないし、すごく時間もかかるんです。
その場でパッと調べるための電子辞書なので、この機能があるとないでは、かなり違います。
以前は、Exwordシリーズの方がコンパクトで、持ち運びに便利だったので私も使っていたのですが、今はどちらもタッチパネル式などで高機能になり、大きさも重さもほぼ同じ。
スペースキーがある、という点で、私はSHARPのBrainをおすすめします。
さいごに
ホームステイで電子辞書が必要という3つの理由をご紹介しました。
・ホストファミリーとの会話に使える。
・語学学校で、授業中の単語や、他の留学生との会話に使える。
・インターネットの通信環境に関係なく使える。
ホームステイでは「あ、これ知らない、調べたい!」と思うシーンは必ずあります。それも何度も。
そのときにすぐ解決できるかどうかで、その場の会話をつなぐのも、英語の学びも違ってきます。
数万円の買い物ではありますが、もっと高いお金を払って行くホームステイで後悔しないためにも持っていくことをおすすめします。
もし新しく買う場合は、ホームステイ出発前に、使い慣れていくようにしてくださいね。