スーツケースにベルトをつける意味って何なのでしょうか?
つけなくてもいいのなら、そのほうがラクですよね。
でも私は空港で働いた経験から、特に海外旅行へはスーツケースベルトをつけることを強くおすすめします。
今回の記事では、私の経験から、スーツケースにベルトをつける意味をご紹介します。
買うときには、よくあるTSAロック付きのベルトがいいのか?おすすめもご紹介しますので、参考にしてください。
スーツケースにベルトをつける意味とは?
スーツケースにベルトをつける意味とは、次の3点です。
・スーツケースが開いちゃった場合の散乱防止
・タグが取れたときの特徴
目印
やはり、スーツケースにベルトをつける一番の理由は、目印です。
ターンテーブルから流れてくるのは、多ければ100個以上のスーツケースが流れてきます。
スーツケースの色だけでは、どうしても似通ったものが多い。
そんなときにベルトが付いていると、自分のスーツケースを見つけやすい。
似たようなスーツケースの取り間違えの事故って、空港ではけっこう多いです。
万が一、他人のスーツケースを持っていってしまうと、トラブルの元になります。
スーツケースベルトをつける一番の意味は、自分が見つけやすいためと、他人のスーツケースと間違えないための目印です。
スーツケースが開いちゃった場合の散乱防止
スーツケースが万が一、途中で開いてしまった場合にも、スーツケースベルトが付いていると中身の散乱防止になります。
飛行機に積み込む過程や、たくさんの荷物を重ねて乗せるコンテナの中では、何かのはずみで、スーツケースが開いてしまうことがあります。
もちろん鍵がかかっている場合でもです。
布製のソフトタイプは破れてしまったり、ハードタイプはフレームがずれて閉まらなくなったり。
そんなときは、スーツケースの中身が散乱してしまうのですが、ベルトがあると被害が最小限ですみます。
空港のターンテーブルで、開いてしまったスーツケースと一緒に、服などの中身がそのまま流れてくるのを見たことがありますが、
自分の荷物が、むき出しでそんなふうに流れてきたらイヤですよね。。
スーツケースベルトには、万が一、スーツケースが開いてしまった場合の散乱を防ぐ意味もあります。
手荷物のタグが取れてしまったときの特徴
預けるスーツケースなどの手荷物には、チェックインで手荷物のタグをつけてもらいます。
取れないように長いシールになっているのですが、それでもカバンから外れてしまう場合があります。
荷物を運ぶベルトコンベアにひっかかったり、積み込む時などに破れて取れてしまったり。。
航空会社は、このタグで持ち主を管理しているので、これが取れてしまうと、誰の荷物か分からなくなってしまいます。
自分が目的地に到着して荷物が出てこないとなると、航空会社の職員に「紛失」の手続きをしてもらいます。
このとき、預けた手荷物の特徴として、色や形を聞かれるのですが、ベルトをしていると特徴の一つになります。
また、ベルトに名前が書いてあると、非常に見つけやすいです。
どこかへ届いたスーツケースを見つけた係員が、スーツケースベルトの名前を見て、持ち主を探すことができるのです。(航空会社は、紛失した手荷物をお互いに見つけるシステムを使っています。)
スーツケースベルトには、海外の係員が見ても分かるように、必ず英語で名前を書いておきましょう。
スーツケースベルトはTSAロック付きがいいの?
TSAロック付きのベルトがよく売っていますが、スーツケースベルトにはTSAロックが付いていたほうがいいのでしょうか?
私は、スーツケースベルトにはTSAロックは必要ないと考えています。
ちなみにTSAロックとは、アメリカに行く場合に、アメリカの保安検査で鍵を壊されないためのもの。
鍵をかけてある場合は、壊してでも検査する、と言われていますが、TSAロックの鍵であれば、アメリカの検査官がマスターキーで開けられるので壊されない点がメリットです。
でも、そもそもロックって盗難防止のためにするものだけど、ベルトのロックってそんなに意味がありません。
ベルトをハサミなどで切られたらおしまいです。
ベルトではなく、新しくスーツケースを買うのなら、TSAロック付きのものにする意味もあると思いますが、、。
そもそもスーツケースベルトの役割に、盗難防止の意味はほとんどありません。
スーツケースベルトは、TSAロックが付いているものより、付いていないシンプルなものがおすすめです。
スーツケースベルトのおすすめは?
私がおすすめするスーツケースのベルトの条件は、下記の4つ。
・TSAロックではない
・バックルタイプではないもの
・ネームプレートが付いている
・デザインが目立つもの
TSAロックは付いていないほうがシンプルで、締めやすい。
また、最近流行りのワンタッチのバックルタイプではなく、昔ながらのぎゅーっとしめるタイプのものがおすすめ。
バックルタイプは、便利そうに見えて、ギュッと締めるには調節が大変。
何度もやり直さないといけません。
一方、昔ながらのぎゅーっと締めるタイプのものは、毎回調節しないといけないけれど、引っ張るだけだし、ちゃんと締められます。
ベルトはゆるいと取れてしまうこともあるので、ぎゅっと締めることが大事です。
それと、名前が書けるネームプレートが付いていることも大事。
万が一、チェックインでつけられたタグが取れてしまった場合、ベルトに名前があれば、航空会社が持ち主を探し当ててくれます。
必ず名前は英語で書いておきましょう。
こんな条件からおすすめするのは、こんなベルトです。
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なかなか全部の条件を満たすベルトがなかったのですが、地球の歩き方オンラインサイトで見つけました。
TSAロック付きやワンタッチタイプが流行りの中、さすが「地球の歩き方」は実用的なものを勧めてるな!と感じました。
さいごに
スーツケースベルトは、特に海外に行くときには必需品です。
その意味とは
・目印
・散乱防止
・紛失防止
私は、TSAロックは、スーツケースベルトにはあまり効果がないので、付いていないシンプルなものがおすすめです。
値段もデザインもさまざまで迷いますが、お気に入りのベルトが見つかるといいですね!