ホームステイでの週末。
ホストファミリーがどこにも連れて行ってくれない、と不満に思ったりしていませんか?
私は3か国でホームステイしましたが、どの家庭でもどこにも連れて行ってもらえませんでした。
初めてのホームステイでの週末こそ、残念な気もしたけど、忙しいホストファミリーに週末どこかへ連れて行ってもらうなんてめったにありません。
一緒に過ごさないのが当たり前と思えば、私は自分で予定を立てて週末を好きに過ごせる生活は楽しかったです。
今回は、私が体験したホストファミリーの週末の実際の様子と、ホストファミリーと一緒じゃなくても楽しめるおススメの週末の過ごし方をご紹介します。
「どこにも連れて行ってくれない」と不満に感じないで、自由なホームステイの時間を楽しんでください。
ホームステイの休日の朝 ホストファミリーは何をしている?
カナダでお世話になったホストファミリーは4人家族。
5歳のジェニファー(女の子)と、3歳のジェイソン(男の子)という小さい子供が2人いました。
普段は、私は語学学校から帰ってから、この子たちと遊ぶのが日課でしたが、さすが小さいながら各国の留学生と関わっているだけあって、子どもに慣れていなかった私にもすぐ話しかけてきて、人懐っこくてめちゃくちゃかわいかったです。
ホストファザーは、穏やかで優しく、マザーの尻にひかれてましたが、いつも部屋を掃除したり、子供の習い事に一緒に行ったり、今の日本にいたらイクメン。
ホストマザーは、明るくて包容力があり、子どもが悪いことをすればがっつり叱って、普段は愛情たっぷりで、カッコいいママでした。
このホストファミリーは共働きで、平日は、
朝8時に全員で出発
↓
夕方17時に帰宅
という生活。
初めての週末、朝いつものように起きてリビングに行くと、いつもはすでに出発しているホストファミリーがくつろいでる。
「あぁホームステイに来てるなぁ」って実感できる瞬間。
みんなそろっての朝ごはんは、ホストマザーが子どもたちに作るスクランブルエッグとソーセージを「食べる?」と聞かれて、遠慮していると「Don’t be shy.」と言われて、一緒に作ってもらう。
いつもは自分で棚からシリアルを出して、ミルクをかけるだけなので、あったかい朝ごはんは正直うれしい。
こういうとき、「遠慮が美徳」の日本人精神はジャマになりますね。
遠慮しないで嬉しそうに「Yes!」と答えたほうが、よっぽどホストファミリーも嬉しいはず。
その後、どこに行くとも何をするとも言われず、ホストファミリーは各自、掃除をしたり、インターネットをしたり、子どもたちは「遊ぼ~」と乗っかってきたり。
そのうち、近所のママ+子供たちが遊びに来て、ホストマザー&ファザーは親同士で世間話、子どもたちは人数が増えてキャッキャッと走り回って遊ぶ。
私も子どもたちの相手です。
休日の朝はこんな感じでのびのび過ごしてました。
その後、友達が帰って、ランチを食べた後も、特に出かける様子はありません。
私も特にすることがなく、買ってきたCDを聴こうとプレーヤーをいじってると、お風呂から「見に来て~」と呼ばれる。
行ってみると、子供たちが泡風呂に入れてもらってはしゃいでました。
いつもは忙しい朝にシャワーを浴びるだけだから、週末は昼間にゆっくりお風呂に入るのか?
夜には、夕ごはんを食べてから、近くのwalmartへ買出しに一緒に付いていきました。
大きなカートに、大きなトイレットペーパーに、大きな牛乳に、、、
アメリカのスーパーって何でも迫力があって面白い。
そのまま帰って、いつも通り、私だけシャワーを浴びておやすみです。
こんな感じで、ホストファミリーは、留学生がいてもいなくても関係なく、いつも通りの週末をのんびりと過ごしてました。
留学生をどこかに連れて行ってあげる、という考えもないし、逆に、私がどこに行くか気にもしてない。
この週末も、私が「出かけてくる」と言えば、「行ってらっしゃい」だけだったはず。
良くも悪くも、私がいるからといって、ホストファミリーの生活は変わらないんだなと実感したカナダの週末でした。
【1人で過ごす編】ホームステイの休日 オススメの過ごし方
ホストファミリーと一緒じゃなくても、ホームステイ中の楽しい過ごし方はたくさんあります。
1人でも十分楽しめますよ。
1.映画を見に行く
1人の休日にオススメなのが映画。
もちろん英語の映画で、字幕も無しです。
言っておきますが、たぶん理解できません。
映画ってけっこう難しいです。
でも今の自分は、洋画をどこまで理解できるのか、はたまたできないのか?
DVDの英語音声ではなく、現地の人と同じように、映画館で思い切り浸かって、試してみるって面白いですよ。
映画も日本より安いので、行きやすいです。
(アメリカでは1000円以下だった)
ウラを読まないといけないような探偵ものや、シリアスな作品ではなくて、画面展開でストーリーが分かりやすいコメディーがオススメです。
もしかして選んだ映画が、後日、日本でヒットしたら自慢できますよ!
2.観光名所・散歩
ホストファミリーがどこかに連れて行ってくれるとしたら、観光名所を期待するのではないでしょうか。
別にホストファミリーと一緒じゃなくても、1人で行ったらいいんです。
観光名所は、駅や道に案内も出ているので行きやすいし、現地にいる間も日本に帰った後も話のネタになります。
それと、名所周辺の散歩もオススメ。
周りにお店も多いハズなので、カフェでお茶したり、お土産を買ったり、いちいち勇気がいるし、1人なので英語で話すしかないし、勉強になります。
私は、1人で散歩に出かけた駅前で、メープルシロップを氷の上に垂らして、その場で棒に巻き付けてアメにしてくれる屋台(メープル・ロリポップ?)を見つけて、「絶対ここでしかできない体験だー!」と、1人でドキドキしながら試したのが良い思い出です。
3.買い物
ぶらぶらダウンタウンを歩いてもいいし、大きなショッピングモールに行ってみるのも楽しいです。
日本でもそうですが、買い物は1人でしたほうが好きなものが見られますよね。
日本製品は何が売っているか(家電は?マンガは?)、とか、
日用品が日本より高い!とか安い!とか、見どころはたくさんあります。
【友達と過ごす編】ホームステイの休日 オススメの過ごし方
語学学校の友達など、一緒に過ごす人がいる場合はこちら。
1.旅行
特に女子は1人で行きにくいので、一緒に行ける友達が見つかったらぜひ名所へ旅行がオススメ。
私はモントリオールから、1泊2日でナイアガラの滝へ行きました。
帰国後にいつかまた改めて来ようとしても、まず来れません。
季節外れの真冬のナイアガラは、流れたままの形で凍っていた滝も不思議。
一生に一度しか見ない大迫力で、本当に行ってよかったです。
ちなみに一緒に行ったのは、語学学校の日本人の友達ですが、現地の旅行会社で、窓口で説明を受けて申込みました。
ガイドもカナダ人、他の旅行者も外国人。
ナイアガラ旅行中も、もちろんすべて英語。
勉強になりますよー。
2.スポーツ
道具と場所があれば、ぜひ楽しんでほしいのがスポーツ。
私は、公園併設の無料のテニスコートで、ホストファミリーにラケットを貸してもらって、テニスしました。
体を動かすのはリフレッシュもなって、とても楽しかったです。
スポーツができる場所を探したり、道具をどうするか考えたり、語学学校の先生や、ホストファミリーに聞けば教えてくれるはず。
やりたいことがあると、それを実現するための過程で、いちいち英語が勉強になるのが、現地にいる大きなメリット。
スポーツは言語の壁を超えるので、語学学校で一緒にやりたい人を募れば、他の国の友達ができるきっかけになるかも。
3.友達の家におじゃまさせてもらう
友達もホームステイしていたり、賃貸アパートに住んでいるはずなので、相手が迷惑でなければ、おじゃまさせてもらうのもあり。
私は自分のホストファミリーの家に、友達が来てくれたのですが
(もちろんホストファミリーが快くOKと言ってくれたから)、
その子のホストファミリーは、ホストマザー1人だけだったので、ホストファミリーといってもいろんな家庭があるんだね、と言ってました。
もちろん、上記↑の1人でも楽しめる映画や名所散歩を、友達としても楽しいですよ。
さいごに
ホームステイは、観光つきの民宿ではなく、現地の一般家庭のいつもの生活を体験させてもらうもの。
どこにも連れて行ってもらえないと嘆くのではなく、自由に出かけられる気楽さを有効活用して、楽しい時間を過ごしてください。