機内食を断る場合、英語で何と伝えたらいいのでしょうか。
お腹がすいていなかったり、飛行機では食欲がわかない、などの理由で、機内食を断りたい場合もあります。
また、機内食を食べ始めたものの、食べきれなくてもういらない、という場合、下げてくれなくて困ることもあります。
今回は、機内食を断りたい場合の英語や、もういらない場合にどう伝えるかをご紹介します。
機内食を断る場合、英語でなんという?
国際線のエコノミークラスでは、機内食は乗客の都合に関係なく、一斉に配られます。
だからこそ、今はおなかが空いてなくていらない、というときもありますよね。
前の方の席から、機内食が配られ始めたけど、「いらないな」というとき、もちろん機内食を断っていいのです。
機内食がいらない場合の英語での断り方は、自分の席まで回ってきたときに一言。
「No,thank you.」
大事なのは、はっきり伝えること。
短い英語なので、よりはっきり言うことがコツです。
通じてない様子だったら、「I’m full.」(おなかいっぱい)などと理由を付け加えると、分かってもらいやすい。
理由を添えるときは、お腹を押さえるジェスチャーが有効です!
ちなみに、自分から断った場合は、後になって「いる?」などとわざわざ聞いてくれることは、エコノミークラスでは期待できません。
今はいらないけど、後からお腹がすくかも‥と思うなら、とりあえずもらっておきましょう。
だいたい、パンがついてくるので、パンだけでもシートポケットに入れたりしてキープしておけば、後から食べられます。
機内食のメニューは、ごはん(白いお米)が含まれていても、別でパンがついてくることが多いんです。
お米を食べない外国人への配慮だと思いますが、両方食べきるのは量が多い、でも残すのはもったいないな~といつも感じます。
「お腹がすいたら持ってきてもらう」というのは、ビジネスクラス以上のサービス。
混んでいなくて、親切な客室乗務員だったら、もしかしたら対応してくれるかもしれませんが‥。
「後で食べる」システムは、爆睡していて、CAが何も言わずにスルーした場合のみと思ってください。
機内食がもういらない、残す場合はどう伝える?英語は不要!?
機内食を食べ始めたものの、量が多くて食べきれない、または食べられないものがある場合もあります。
機内食が食べられない場合は、もちろん残してもいいです。
ただ、ここで困るのが、もういらなくて残しているのに、機内食を下げてくれない場合。
そんな残した機内食を下げてほしい場合は、CAにアピールする必要があります。
アピールといっても、英語で話しかけるより、CAが通りかかったときに、機内食のプレートを見えるように持ち上げるだけ。
英語は「Excuse me.」「Thank you.」だけで十分分かってもらえます。
もし一言添える場合は「I’m full.Thank you.」(お腹いっぱい、ありがとう)などと伝えましょう。
私はあまり好き嫌いはないのですが、どうしても食べられない味付けの機内食には何度も出会ったことがあります。
わざわざ日本人向けに「そば」のメニューだったときも、黄緑の麺で、歯ごたえがなく、「これをそばと言っちゃダメだろ!」というそばに出会ったり。。
毎回のように出てくる小さなプレートの果物も、消毒臭くて、全然食べられなかったこともあります。
でも、食べかけかな?とCAが迷った場合は、そのまま下げてくれないことが多いんです。
私はいつも、だいたい一回目に下げに来たときには食べ終わっていないので、
二回目に食べ残しを持っていってくれないと、一人だけテーブルをしまえない状況になります。
明らかに食べ終わってる雰囲気でいても、何も言わないとそのまま残されたこと、何度もあります。
でも、特別にみんなと食べるペースを合わせるのもつらいし、そんな必要もありません。
大事なのは、必要なことをはっきりアピールすることです。
国際線は機内食も英語?日本語はどこまで使えるの?
国際線に乗ると、機内食のやり取りは全部英語になるのでしょうか?
日本発着の飛行機なら、日本語は使えるというのは本当でしょうか?
JALやANAなど日本の航空会社の場合
まずJALやANAなど、日本の航空会社に乗る場合は、機内食のやり取りは日本語です。
外国人の客室乗務員も乗っていますが、機内食のやり取り程度の日本語は十分話せます。
私もロンドン行きのJALに乗ったとき、白人の男性客室乗務員で、一瞬、英語で話さなきゃいけない?と思いました。
でも流暢な日本語で、「機内食はお魚と牛肉、どちらがよろしいですか?」と聞かれてびっくり。
日本の航空会社に乗る場合は、英語の心配はありません。
むしろ現地に到着するまで、あまり外国感がありません。
外国の航空会社に乗る場合
一方、外国の航空会社に乗る場合は、日本を発着する飛行機なら、日本語の話せるCAが乗っています。
ただし、全員が日本語が話せるわけではありません。
一人や二人、ということも大いにありえます。
自分の席の担当が、日本語を話さない場合は、機内食サービスは英語でのやりとりになります。
というか、外国の航空会社に乗って、日本語でサービスされたことはあまりありません。
外国の航空会社は、乗った途端に、雰囲気は海外です。
外国の航空会社に乗った場合は、機内食のやり取りは「英語」と考えておいたほうがよいでしょう。
トラブルなど万が一のとき、どうしても日本語が話せる人と話したい!という場合には、日本語の話せる客室乗務員を呼べるところは安心です。
さいごに
国際線の機内で、機内食を断りたい場合は、「No,thank you.」とはっきり伝えればOK。
残す場合は、通りかかったCAに「下げて」アピールしましょう。
経験上、何も言わないで下げてもらえると思っていると、そのまま残されることが多いです。
機内食のサービスが英語かどうかは、日本発着の飛行機であっても、日本語の話せる客室乗務員が自分の席の担当かどうかによります。
外国の航空会社は、日本語を話せる客室乗務員が少なく、日本発着でも英語になる可能性が高いです。
でも、機内食のサービスを受けるのに必要な英語はごく数単語。
慣れないと、その一言に緊張しますが、はっきり強調して伝えたほうが一度で伝わります。
すべては経験と思って、楽しんでくださいね!