ホームステイに行く前に、使えると便利な英語って知っておきたいですよね。
自分が話すときに使えると便利な英語はもちろん、ホームステイでは聞き取れると役に立つ英語もあります。
私も英語が満足に話せないホームステイでは、言いたいことはあるのに言えなくて黙ってしまう、いつも同じフレーズしか言えない、という状況にもやもやしました。
そこで今回は、私の経験を踏まえて、ホームステイで使えると便利な英語と、ホームステイで聞き取れると役に立つ英語をご紹介します。
ホームステイで使えると便利な英語
ホームステイするときに、使えると便利な英語をご紹介します。
・I got it.
・May I ask you something?
・How about you?
I got it.
「分かった」というとき、「OK」の代わりに使えるのが「I got it.」。
ホームステイでは、何かを教えてもらうことが多いです。
明日の予定だったり、洗濯機の使い方だったり、タオルを置く場所だったり。
「OK」だけでももちろん生活できますが、OKばかりになってしまうので、「分かった」という時の別の表現として覚えておくと便利です。
使うシチュエーションはとてもよくあるので、使っているとすぐ覚えます。
ほかに「I understand.」も使えますが、「I got it.」の方がカジュアルで使いやすい。
May I ask you something?
「ちょっと聞いてもいいですか?」
ホストファミリーに何かを聞きたいとき、意外と困るのが、話しかける言葉。
質問の内容を考えて、いざ話しかけようとして、ここでつまづくことがあります。
そんなときに「May I ask you something?」と話しかけると、質問を切り出しやすくなります。
ちょっとカジュアルな例えですが、日本語でいうと「ねぇねぇ」みたいな感じ。
私はカナダでホームステイしていたとき、語学学校の宿題で「英語の歌詞を書き出す」というものがありました。
この宿題をホームステイ先でやっていたとき、掃除をしていたホストファザーにも聞きたかったのですが、
掃除をしている途中に、なんて話しかけたらいいか迷って、、、
そのときは「まぁいいや」とあきらめてしまいました。
こうやって便利な英語を知らないと、せっかくの会話の機会を逃してしまうんです。
あの時、May I ask you something?と話しかければ聞けたはず。
日本語の「ねぇねぇ」みたいな簡単な言葉を知らないせいか、英語だと話しかけるきっかけが難しいことがあるのですが、これが使えると話しかけやすくなります。
How about you?
「あなたはどう?」
ホームステイ先での会話を増やすフレーズとして便利です。
例えば、ホストファミリーと食事をしているとき、美味しくて「I like it.」と言ったとします。
そうすると「それはよかった」とか言ってくれるのですが、だいたいそこで会話は終わってしまいます。
せっかく食事の感想を言っても、あまり会話が続かないことってあるんです。
でもそこで「How about you?」というと
ホストマザーなりファザーに、あなたは好き?と聞くことになりますね。大したことのない会話ではありますが、一つ会話が増えます。
他にも「今日はどうだった?」と聞いてくれたとすると、
自分のことを答えて、ひとしきり会話が終わったところで、
「How about you?」
そうするときっとホストマザー、ファザーの今日のことを教えてくれます。
新たな質問を考えなくても、これを使うともう一つ会話が増えるんです。
せっかくホームステイしているからには、たくさん話したいし、ネイティブの話はたくさん聞いた方がいい。
ホストファミリーはなかなか自分から自分のことを話してくれないので、こうやって意識的に聞き返すようにすると会話も増えるし、相手のことも知れます。
ただ、あまり使い過ぎると、詮索好きな人と思われるかもしれないので、使い過ぎには注意。。
ホームステイで困ったときに便利な英語
ホームステイで困ったときに便利な英語をご紹介します。
・Could you say that again?
・How can I say this?
Could you say that again?
「もう一回言ってください」
ホームステイで、どうしても聞き取れないシーンは数多くあります。
そんなとき、聞き返す英語はいくつかあります。
簡単なのは「sorry?」や「pardon?」。
これらは一対一の場合や、すぐ聞き返す場合には便利なのですが、少し後になって聞きたい場合や、丁寧に聞きたい場合もあります。
そんなときに使えるのが、Could you say that again?
私はアメリカのホームステイ先で、ホストマザーがルームメイトと自分に、洗面所の使い方を説明してくれました。
でもルームメイトは分かった様子で、すぐOKと答えていたのですが、私はよく聞き取れなくて分からなかった。
ここですぐsorry?と聞けばよかったのですが、もう一回説明してくれるかな?などと期待しているうちに、ホストマザーは伝わったと思ってもう帰ろうとしてました。
こんなとき、今さら「sorry?」はちょっとタイミングを逃してます。
そこで使えるのは、Could you say that again?
ちゃんともう一度、説明してくれました。
ちょっと長いフレーズに思えるかもしれませんが、何度も言う機会はあるので、使うようにすればすぐ覚えられます。
丁寧な言い方でもあるので、お店や学校など、どんな場面でも使えて便利です。
How can I say this?
「なんて言ったらいいの?」
これは、2通りの使い道がありますが、どちらも便利です。
ひとつ目の使い方は、英語での言い方が分からないとき。
例えば、ホームステイ先の食事に見たことのない野菜が出てきて、英語で何という名前か聞きたいときに、
「How can I say this vegetable?」
ホームステイ中は、分からないことは山ほど出てきます。
目の前の物であれば、「this」の部分は、指を指しながら聞けば伝わります。
自分で質問して返ってきた答えは、教科書や辞書で勉強するより、よっぽど覚えやすいです。
もう一つの使い方は、「何て言ったらいいかな?」と答えを考えているとき。
例えば「日本人はなんで着物を着るの?」など、すぐには答えられない質問をされて、答えを考えているときに使えます。
その他にも、英語の言い方が分からなくて、もっと簡単な言い回しはないかなと考えながら、頭の中で探しているときなどにも、
How can I say this?
と言いながら、会話のつなぎとして使えます。
ホームステイで聞き取れると役立つ英語
ホームステイで聞き取れると役に立つ英語をご紹介します。
・Never mind.
・you know what I mean?
・you know what?
Never mind.
「気にしないで」
同じ家で生活するホストファミリーには、面倒をかけないようにと思っていても、どうしてもこぼしたり、間違えたり、迷惑をかけてしまう場面は出てきます。
ホストファミリーに迷惑をかけてしまったときに、I’m sorry.などと謝ると、Never mind.と言ってくれることがあります。
それは、気にしなくていいよ、と優しく許してくれているという意味です。
私はカナダでホームステイしているとき、ホストファミリー宅のトイレを壊してしまったことがあります。
トイレの水が流れなくなってしまい、溢れてきたんです(汗)
ホストファミリーより先に家に着いていたので、誰も家におらず、とりあえず拭いたものの、帰ってきたら何て言ったらいいの?と焦りました。
そして帰ってきたホストファミリーに「ごめんなさい。トイレが壊れちゃったみたい。」と伝えると、様子を見に行って、「ワォ〜」と言いながら、復旧作業。
余談ですが、こんなときに使うのは、日本と同じあの大きな吸盤でした。
3歳と5歳の小さい子がいる家だったので、子供たちが興味津々で見に行きます。
ホストファザーは途中からはドアを閉め切って、作業してました。
私はもう申し訳なくて仕方ありませんでした。
するとやがて出てきたホストファザーが
笑顔で「Never mind.」と一言。
その時の私には最初、意味が分かりませんでした。
笑ってるし、大丈夫ってことだよね?
でも「Never」って言ったけど、もしかして治らないってこと?
などと考えて、曖昧に笑って返すしかありませんでした。
その後のホストファミリーの様子から、どうやら直ったし、気にしてもいないようとは思ったのですが、
後に、Never mindの意味を知って、あぁ優しいホストファミリーだったんだなぁと、改めて感じました。
こちらが申し訳ないと謝ってる状況で、一言でみじかく言われる言葉なので、知らないと「え?なんて言ったの?」と焦りますが、知っていれば聞き取れるはず。
謝る場面以外にも、何かを聞かれて、「知らない」と答えると、「Never mind.」と返されることもあります。
これは「今聞いたことは、気にしなくていいからね」という意味です。
You know what I mean?
「言ってること分かった?」
これはホームステイの特に最初の頃によく聞かれます。
家のことを一通り説明したあと、
you know what I mean?と文の最後に、早口で、付け足す感じで言われます。
しかも決して怒っているわけじゃないんですが、けっこう真顔で聞かれるんです。
それまで聞き取りに集中しているので、急に質問に入られると「なになに?」と焦ります。
でも反応が薄かったり、分かってるか不安だから聞いてくれるんです。
わざわざ、確かめてくれるということは、大事なことでもあります。
これは返事が必要な質問です。
分かっていたら、「Yes. I understand.」
分からなかったなら「Could you say that again?」
などと答えましょう。
質問されると、なぜかついYes!と言いたくなるんですが、分かってなかったら、遠慮せず、最初のうちに聞き返した方が、後々の自分のためです。
You know what?
「あのさ」
これは疑問型の文なんですが、何かを質問されているわけではありません。
日本語でいう「あのさ~」「ねぇちょっと聞いてよ」に当たる、ネイティブならではの会話の切り出し方。
「You know what? I went to Disneyland yesterday,and〜」
「ねぇ聞いて。昨日ディズニーランドに行ったんだけど、〜」
こんな感じで、疑問文に答えなくても、相手が言いたいことを続けます。
最初「you know what?」と話しかけられた時は「何を?」と思いましたが、意味を知ってからは、「何なに〜?」と落ち着いて聞く態勢を取れるようになりました。
私のアメリカのホームステイ先には、留学生が10人もいたので、学生同士の雑談も多く、このフレーズもよく使われてました。
この言葉は、意味を知ってから急に、日常会話でよく使われていることに気づくようになりました。
知っていると聞き取れる英語というのもあるんですね。
さいごに
ホームステイで便利な英語、役立つ英語をご紹介しました。
使えると便利な英語
・I got it.
・May I ask you something?
・How about you?
困ったときに便利な英語
・Could you say that again?
・How can I say this?
聞き取れると便利な英語
・Never mind.
・You know what I mean?
・You know what?
どれも一度ホームステイに行くと必ず使ったり、聞くことのある英語です。
ホームステイで口に出して使うと、すぐ自分のものになります。
自分のものになると、次の新しい英語が頭に入ってくるようになりますよ。
ぜひ覚えておいて、使ってみてくださいね。